米外為市場サマリー:米経済の減速懸念で一時147円40銭台に軟化

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為替

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円64銭前後と前日と比べて10銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=174円45銭前後と同10銭弱のユーロ高・円安だった。

 この日に米S&Pグローバルが発表した9月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合が53.6と前月に比べて1.0ポイント低下し、3カ月ぶりの低水準となった。また、リッチモンド連銀が同日発表した9月の製造業景況指数がマイナス17と前月のマイナス7から悪化したこともあり、米経済の減速を意識したドル売りに押されるかたちでドル円相場は一時147円46銭まで軟化した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演で追加利下げに慎重な姿勢を示したことがドルの下支えとなったが、米長期金利の低下が重荷となり戻りは限定的だった。一方、9月のユーロ圏PMI速報値で総合指数が51.2と8月から小幅に上昇したことなどを背景にユーロは堅調に推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1815ドル前後と前日に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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