【↑】日経平均 大引け| 急反発、半導体関連が買われ最高値更新 (9月22日)

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市況

日経平均株価
始値  45193.77
高値  45757.74
安値  45193.77
大引け 45493.66(前日比 +447.85 、 +0.99% )

売買高  17億1431万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆3141億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は447円高と急反発、半導体株など中心に買い流入
 2.前週末の米国市場でNYダウなど主要3指数はそろって最高値
 3.米株高を好感し日経平均は2日ぶりに最高値を更新する
 4.アドテストなど半導体関連株や村田製など電子部品株が上昇
 5.三菱UFJや三井住友FG、ファストリなども値を上げる

■東京市場概況

 前週末の米国市場では、NYダウは172ドル高と3日続伸した。利下げの継続が米経済を支えるとの見方から買いが優勢となった。

 週明けの東京市場では、日経平均株価は急反発。前週末の米株高が好感され、半導体関連などハイテク株を中心に値を上げ、日経平均株価は2営業日ぶりに最高値を更新した。

 前週末19日の米株式市場は、NYダウが3日続伸し最高値を更新。ナスダック指数とS&P500種株価指数も含め主要3指数がそろって最高値を更新した。米株高を受け、週明けの東京株式市場は買い先行でスタート。寄り付きは147円高だったが、その後、半導体関連や電子部品などハイテク株を中心に買いが流入し上昇幅を拡大。午後1時過ぎには711円高の4万5757円まで値を上げた。銀行株や商社株なども買われた。あす23日は秋分の日で休場となることから買い手控えムードも強まり、大引けにかけて上昇幅は縮小したものの、結局18日につけた終値ベースの最高値(4万5303円)を2営業日ぶりに更新して取引を終えた。

 個別銘柄ではレーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が高く、キオクシアホールディングス<285A>やディスコ<6146>が買われた。村田製作所<6981>やTDK<6762>、太陽誘電<6976>が上昇し、フジクラ<5803>やソニーグループ<6758>、トヨタ自動車<7203>が堅調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、ファーストリテイリング<9983>が値を上げた。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>や日立製作所<6501>、三菱重工業<7011>が安く、任天堂<7974>や東京電力ホールディングス<9501>、日本郵船<9101>、JX金属<5016>が値を下げた。良品計画<7453>やKDDI<9433>が軟調で、花王<4452>や楽天グループ<4755>が下落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約376円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、中外薬 <4519>、KDDI <9433>、第一三共 <4568>、塩野義 <4507>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約135円。うち90円はSBG1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)石油・石炭、(3)化学、(4)銀行業、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)情報・通信業、(3)医薬品、(4)建設業、(5)空運業。

■個別材料株

△ピックルス <2935> [東証P]
 26年2月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△スターシーズ <3083> [東証S]
 ロング・コリドー社が28.55%を保有。
△ミタチ産業 <3321> [東証S]
 自動車向けやEMS受注堅調で今期は一転最終増益を計画。
△ホットリンク <3680> [東証G]
 グループ会社がバリデーター事業を本格的に開始。
△イビデン <4062> [東証P]
 「生成AIサーバー向けICパッケージ基板増産」との報道。
△エーアイ <4388> [東証G]
 東証スタンダード市場への市場区分変更申請を実施。
△オムロン <6645> [東証P]
 電子部品事業を来年4月メドに分社化へ。
△村田製 <6981> [東証P]
 「iPhone17」向けの需要拡大に期待。
△レオパレス <8848> [東証P]
 大規模な自己株消却を発表。
△栗林船 <9171> [東証S]
 投資有価証券売却で今期最終利益は一転過去最高の見通し。

▼パルマ <3461> [東証S]
 25年9月期の利益・配当予想を減額修正。
▼サツドラHD <3544> [東証S]
 コスト増で第1四半期営業減益。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)LTS <6560>、(2)レーザーテク <6920>、(3)太陽誘電 <6976>、(4)メック <4971>、(5)レオパレス <8848>、(6)高島屋 <8233>、(7)SUMCO <3436>、(8)村田製 <6981>、(9)ソシオネクス <6526>、(10)アンリツ <6754>。
 値下がり率上位10傑は(1)KLab <3656>、(2)三共 <6417>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)SCSK <9719>、(5)ADWG <2982>、(6)さくらネット <3778>、(7)ヨコレイ <2874>、(8)電算システム <4072>、(9)日製鋼 <5631>、(10)ラウンドワン <4680>。

【大引け】

 日経平均は前日比447.85円(0.99%)高の4万5493.66円。TOPIXは前日比15.49(0.49%)高の3163.17。出来高は概算で17億1431万株。東証プライムの値上がり銘柄数は928、値下がり銘柄数は630となった。東証グロース250指数は774.98ポイント(1.99ポイント高)。

[2025年9月22日]


株探ニュース

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