ダウ平均は一時マイナス圏も、午後はしっかりで続伸=米国株概況
投稿:
ダウ平均は一時マイナス圏も、午後はしっかりで続伸=米国株概況 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸となった。終値はダウ工業株30種平均が172.85ドル高の4万6315.27ドル、ナスダック総合指数が160.76高の2万2631.48、S&P500が32.40高の6664.36。 ダウ平均は小幅高スタート後、マイナス圏に沈む場面が見られるなど、午前はやや冴えない動きを見せた。前日までの上昇に対して、週末を前にした利益確定の売りなどが入ったと見られた。その後上昇に転じ、一時46400ドルに迫る46396.47ドルを付けた。引けにかけてはポジション整理の動きもあって、高値圏から少し売りが出ている。 ダウ平均は30銘柄中14銘柄がプラス、16銘柄がマイナスと強弱は混在。 欧州医薬品庁(EMA)の医薬品評価委員会(CHMP)が、視神経脊髄炎(NMOSD)などの自己免疫疾患薬であるユプリズナの免疫グロブリンG4関連疾患(IgG4-RD)の治療薬について承認の推奨を行うことが示された製薬大手アムジェン<AMGN>が朝からしっかりで、変化率、上げ寄与度共にトップとなっている。 同じく医薬品評価委員会(CHMP)がgMG(全身性重症筋無力症)患者に対する治療でニポカリマブの承認推奨が示された製薬・衛生用品大手ジョンソンエンドジョンソン<JNJ>も上昇し、上昇率第4位となっている。 FOMCでの利下げ開始を受けて資金流入の動きが進むIT・ハイテクの流れもあり、アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>、セールスフォース<CRM>なども上昇率上位となっている。 ナイキ<NKE>、シェブロン<CVX>、ウォルマート<WMT>などは軟調となった。 上記アップル<AAPL>・マイクロソフト<MSFT>以外のマグニフィセントセブンではテスラ<TSLA>がしっかり。アルファベットC<GOOG>アルファベットA<GOOGL>も強い。メタ<META>は冴えない動き。 その他新興ITハイテクなど注目株では主要株主が18日に10.66万株の売却を行ったイーライリリー<LLY>が1.43%安と冴えなかった。 その他銘柄では、建設会社大手レナー<LEN>は決算での第4四半期予想がアナリスト予想を下回り、朝から軟調。4.18%安で引けている。 アナリストの投資判断引き上げのあった公益のエバーソース<ES>はプレマーケットからのしっかりした動きがNY市場でも続き、4.88%高。 同じく投資判断引き上げのあったオンラインマーケットプレイズFIVERR<FVRR>は、一時10%を超える上昇も、上げ幅を縮小。それでも5.79%高となっている。 レナー<LEN> 127.32(-5.55 -4.18%) エバーソース・エナジー<ES> 67.00(+3.12 +4.88%) Fiverr International Ltd<FVRR> 26.67(+1.46 +5.79%) アップル<AAPL> 245.50(+7.62 +3.20%) マイクロソフト<MSFT> 517.93(+9.48 +1.86%) アルファベットC<GOOG> 255.24(+2.91 +1.15%) アルファベットA<GOOGL> 254.72(+2.69 +1.07%) テスラ<TSLA> 426.07(+9.22 +2.21%) イーライリリー<LLY> 751.99(-10.94 -1.43%) セールスフォース<CRM> 247.09(+2.81 +1.15%) シェブロン<CVX> 156.21(-2.63 -1.66%) ウォルマート<WMT> 102.33(-1.27 -1.23%) アムジェン<AMGN> 285.41(+9.58 +3.47%) J&J<JNJ> 176.19(+2.03 +1.17%) ナイキ<NKE> 70.89(-1.21 -1.68%) MINKABU PRESS