前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

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材料

■クラシコム <7110>  2,230円 (+400円、+21.9%) ストップ高

 クラシコム <7110> [東証G]がストップ高。アパレルや雑貨の通販サイトの運営を行うが、旺盛な需要を獲得しエンゲージメントアカウント数が大幅な伸びを示しており、足もとの業績は好調に推移している。前週末12日取引終了後に発表した26年7月期業績予想は営業利益が前期比33%増の14億5300万円と過去最高を大幅に更新する見通し。また、25年7月期の年間配当は当初計画に11円上乗せとなる48円(前の期実績は17円)を実施し、今期も48円配当を継続する。これらを好感した投資資金が集中した。

■楽待 <6037>  1,479円 (+265円、+21.8%)

 楽待 <6037> [東証S]が3日続急騰。同社は前週末12日の取引終了後、25年7月期の単独決算の発表にあわせて、26年7月期の単独業績予想を発表した。売上高予想は前期比10.8%増の35億円、営業利益予想は同16.5%増の18億円とした。配当予想は中間と期末をそれぞれ6円50銭とし、年間では同3円増配の13円を見込む。あわせて自社株買いの実施も発表。2ケタの増収増益による成長継続の見通しと株主還元姿勢を評価する買いが流入した。今期は物件掲載サービス及び広告掲載サービスの増収を見込んでいる。自社株買いは取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.48%)、取得総額7億5000万円を上限とする。9月16日から12月15日にかけて市場買い付けで実施する。25年7月期は売上高が前の期比33.6%増の31億5900万円、営業利益が同45.6%増の15億4400万円だった。

■コリー <4175>  2,335円 (+399円、+20.6%) 一時ストップ高

 coly <4175> [東証G]が6日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は12日取引終了後、26年1月期第2四半期累計(2-7月)の単独決算を発表。営業損益が9500万円の赤字(前年同期は6億7000万円の赤字)に縮小したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比23.5%増の33億7800万円で着地。モバイルオンラインゲーム事業では前期にリリースしたオリジナルIPタイトル「ブレイクマイケース」の売り上げが伸びたほか、メディア事業ではグッズ販売が好調だった。なお、通期業績予想については非開示としている。

■ナイガイ <8013>  416円 (+71円、+20.6%) 一時ストップ高

 ナイガイ <8013> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。同社は9月12日大引け後(15:30)に決算を発表、26年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常損益は2億9500万円の赤字(前年同期は1億8500万円の赤字)に赤字幅が拡大した。直近3ヵ月の実績である5-7月期(2Q)の連結経常損益は800万円の黒字(前年同期は1億0800万円の赤字)に浮上しており、好感されたようだ。

■ソフト99 <4464>  2,961円 (+500円、+20.3%) ストップ高

 ソフト99コーポレーション <4464> [東証S]がストップ高。旧村上ファンド関係者が設立した投資ファンドであるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、ソフト99に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると12日の取引終了後にメディア各社が相次いで報じた。週明け16日付に公開された公開買付開始公告によると、買付価格は1株4100円。ソフト99は8月にMBO(経営陣が参加する買収)の実施を発表し、買付価格は1株2465円としていたが、エフィッシモ側はこれを大きく上回るTOB価格を示しており、ソフト99株への買いを誘う格好となった。買付予定数の下限は616万3300株で、上限は設定しない。買付期間は9月16日から10月29日。エフィッシモ側は、ソフト99のMBOに伴うTOB価格はPBR(株価純資産倍率)1倍を下回る「著しく割安な水準」だと指摘。そのうえで、エフィッシモ側のTOB成立後は「中長期的な企業価値向上に最大限寄与すべく、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスを強化することを目指し、経営・管理体制の見直しを支援していく」と表明した。ソフト99は16日、エフィッシモによる公開買い付けに関する報道に対してコメントを発表。TOBの開始に関して「報道後に、エフィッシモ・キャピタル・マネジメントから当社に対し連絡があったが、現時点では当社において決定している事項はない」としたうえで、開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表するとした。前週末のTOBに関する報道を受け、東京証券取引所は16日午前8時20分から8時55分までの間、ソフト99の株式売買を一時停止した。

■GENDA <9166>  912円 (+150円、+19.7%) ストップ高

 GENDA <9166> [東証G]がストップ高。同社は前週末12日の取引終了後、26年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比49.3%増の739億7300万円、純利益は同77.8%減の3億1000万円となった。のれん償却費が膨らみ最終減益となったものの、償却前営業利益(EBITDA)は同50.5%増の85億8400万円と高成長を示している。ゲームセンター部門とともにM&Aを実施した新規領域でも業績は堅調に推移。更に、既存事業の成長投資における選択と集中でフリーキャッシュフリー(FCF)を黒字化してM&A資金に充当するとともに、M&Aのファイナンス負担を軽減する方針も示した。将来的な自社株買いの可能性も意識される内容とあって、投資資金の流入につながったようだ。

■ニチリョク <7578>  143円 (+22円、+18.2%) 一時ストップ高

 ニチリョク <7578> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。前週末12日取引終了後、葬式場の運営や仏壇・仏具の販売を手掛ける金宝堂(東京都渋谷区)との間で、業務提携と一部事業の譲渡に関する契約を結ぶことを発表した。葬祭会館「ラステル新横浜」を譲渡する。コアビジネスであるお墓事業への顧客紹介でシナジーを見込む。これが材料視されたようだ。

■PRTIME <3922>  3,340円 (+504円、+17.8%) ストップ高

 東証プライムの上昇率3位。PR TIMES <3922> [東証P]がストップ高。12日の取引終了後、8月中間期連結業績予想について、売上高を44億2500万円から46億7400万円(前年同期比20.1%増)へ、営業利益を14億7200万円から18億9000万円(同97.3%増)へ、純利益を9億9200万円から12億6400万円(同99.4%増)へ上方修正したことが好感された。基幹事業のプレスリリース配信サービス「PR TIMES」が堅調に推移し、計画を小幅に上回っていることに加えて、「PRパートナーサービス」が計画以上の立ち上がりを見せていることが寄与する。また、子会社のグルコース及びNAVICUSがともに想定を超える受注を確保し、高水準の稼働となっていることも貢献する。なお、26年2月期通期業績予想は上期決算発表時に、中期経営目標で掲げた営業利益35億円の達成計画へ修正するとしている。

■ブッキングR <324A>  1,338円 (+197円、+17.3%)

 ブッキングリゾート <324A> [東証G]が3日続急騰。前週末12日取引終了後、今期から株主優待制度を新設すると発表した。毎年4月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、保有株数に応じて施設利用割引券や無料券抽選を実施する。初回のみ継続保有の条件は適用しない。これを好感した買いが集まった。あわせて発表した5-7月期単独決算は売上高が3億8200万円、営業利益が1億800万円だった(前年同期に四半期財務諸表を作成していないため増減率の記載はない)。また、新規事業として「施設再生・リセール事業」を始めることも明らかにした。

■リベルタ <4935>  2,417円 (+335円、+16.1%)

 リベルタ <4935> [東証S]が急反騰。12日の取引終了後、12月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の更なる拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。

■明治機 <6334>  348円 (+47円、+15.6%) 一時ストップ高

 明治機械 <6334> [東証S]が続急騰、一時ストップ高となった。12日の取引終了後、大手配合飼料メーカーであるJA全農くみあい飼料(群馬県太田市)から、配合飼料製造工程における加熱加工設備の老朽化に伴う更新工事を受注したと発表したことを好感した買いが入った。受注金額は非開示で、25年3月期連結売上高(65億1100万円)の10%以上に相当する額としている。納入時期は26年9月の予定で、26年3月期業績への影響は軽微としている。

■ジャストプラ <4287>  549円 (+72円、+15.1%)

 ジャストプランニング <4287> [東証S]が続急騰。12日の取引終了後に発表した7月中間期連結決算が、売上高12億4700万円(前年同期比21.0%増)、営業利益3億1000万円(同36.2%増)、純利益2億1500万円(同35.7%増)と大幅増収増益となったことが好感された。飲食店の売り上げ管理を効率的に行うことができる「まかせてネット」を中心に「まかせてシリーズ」の契約店舗数が順調に拡大したASP事業が引き続き業績を牽引。また、外食チェーン向けに物流ソリューションを提供する物流ソリューション事業も好調だった。なお、26年1月期通期業績予想は、売上高25億3200万円(前期比14.9%増)、営業利益6億200万円(同22.8%増)、純利益4億1900万円(同15.0%増)の従来見通しを据え置いた。

■グリッド <5582>  2,694円 (+278円、+11.5%)

 グリッド <5582> [東証G]が急反騰。16日、九州電力 <9508> [東証P]向けに「石炭受払計画」を自動作成するAIシステムを開発し、苓北発電所(熊本県苓北町)で昨年8月に、松浦発電所(長崎県松浦市)で今年5月にそれぞれ運用を開始したと発表しており、好材料視された。石炭火力発電所では、発電に用いる石炭を海外から船で輸入し貯炭場に「積み付け」、その後、日々の発電量に応じてボイラーへ「払い出し」するが、「石炭受払計画」はこの「積み付け」と「払い出し」を日々の状況に合わせて決定する計画のこと。グリッドでは同システムを開発したことで、九州電の計画担当者の業務負荷の大幅な軽減や業務の自動化、属人化の解消に貢献した。

■ブレインズ <4075>  953円 (+90円、+10.4%)

 ブレインズテクノロジー <4075> [東証G]が急反騰。前週末は下ヒゲの長い大陰線を形成、終値ベースで8%を超える下落に見舞われたが、16日は一気に切り返すハイボラティリティな展開となった。法人向けに人工知能(AI)を実装するソフト開発事業が主力で、業績は急回復トレンドに突入している。前週末12日取引終了後に開示した25年7月期決算は営業利益が前の期比2.3倍となる1億6500万円を達成した。続く26年7月期の同利益は前期比36%増の2億2400万円を見込み、22年7月期以来4期ぶりの過去最高更新を予想している。これを手掛かり材料に上値を見込んだ買いを呼び込む格好となった。

■イワブチ <5983>  10,060円 (+900円、+9.8%)

 イワブチ <5983> [東証S]が続急伸。オーストラリアのファンド、センジン・キャピタルが前週末12日の取引終了後に関東財務局へ大量保有報告書を提出した。センジン・キャピタル及び共同保有者がイワブチ株式について新たに5%を超えて保有していることが明らかになり、需給思惑的な買いが集まった。同報告書によると、センジン・キャピタル及び共同保有者の保有割合は5.12%。報告義務発生日は9月5日。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。

■JMHD <3539>  3,145円 (+278円、+9.7%)

 東証プライムの上昇率7位。JMホールディングス <3539> [東証P]が急反発。同社は前週末12日の取引終了後、25年7月期の連結決算の発表にあわせて、26年7月期の連結業績予想を開示した。売上高予想は前期比5.3%増の1960億円、最終利益予想は同8.4%増の70億円とした。前期に達成した過去最高益を更新する計画。同時に株式分割や実質増配予想も発表した。業績の拡大と株式の流動性向上を期待した買いが入った。今期は同社独自の販売手法である「異常値販売」(単品大量販売)や、青果や鮮魚など生鮮食品におけるこれまでグループ化した企業のノウハウを生かした売り場作りを通じ、既存店売上高の拡大を図る。新規出店効果も織り込んだ。JMHDは10月31日を基準日として、11月1日付で1株を2株に分割する。投資単位当たりの金額を引き下げて株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図る。また、25年7月31日を基準日とする前期の期末配当については、従来の予想から2円増額して24円(年間46円)とした。11月1日に実施する株式分割を考慮したベースで前期の年間配当は23円。今期は年間24円配当を計画し、実質1円の増配を見込む。株主優待制度に関しては、株式分割後において200株以上を保有する株主に対しては実質据え置きとしつつ、100株以上を保有する株主に対して同社グループ商品券1000円分を贈呈する形に見直す。このほか同社は中期経営計画も公表した。最終年度の29年7月期に売上高2500億円(25年7月期は1862億700万円)、最終利益91億円(同64億5700万円)の達成を目指す。

■FEASY <212A>  3,195円 (+261円、+8.9%)

 フィットイージー <212A> [東証S]が急反発。同社は12日取引終了後、25年10月期第3四半期累計(24年11月-25年7月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比48.8%増の17億7400万円となり、通期計画の22億1000万円に対する進捗率は80.3%となった。売上高は同45.4%増の68億8100万円で着地。キャンペーンの実施や会員満足度の向上に注力したことなどを背景に、店舗当たりの会員数が堅調に推移したことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いた。

■アステリア <3853>  1,573円 (+123円、+8.5%)

 アステリア <3853> [東証P]が6日ぶり急反発。16日午後1時ごろ、ノーコード開発ツール「Click」を開発・販売するMikoSea(東京都千代田区)をグループ傘下に収める株式譲渡契約を締結したと発表しており、好材料視された。MikoSeaをグループ傘下に収めることで、ノーコードでネイティブアプリやWebアプリを開発するという重要なピースを埋めることになり、モバイルアプリ開発ツールの全てのニーズに対応できるようになる。また、最初のコラボレーションとして、アステリアのノーコードで業務アプリが作成できるモバイルアプリ作成ツール「Platio」と「Click」の融合による新製品「Platio Canvas」を9月29日に発売し、細かな画面設計や高いセキュリティー対応など大規模開発にもPlatioを適応可能にする。更に、「Click」において、日本円建ステーブルコイン「JPYC」との連携機能を提供すると発表した。JPYCの発行が始まってから1ヵ月以内に提供開始する予定で、これにより、「Click」ユーザーが開発するモバイルアプリからJPYCの送受信が可能になる。

■ディスコ <6146>  44,460円 (+3,380円、+8.2%)

 ディスコ <6146> [東証P]が急反発。同社は後工程の半導体製造装置関連株として急拡大する生成AI市場に照準を合わせた経営戦略を推進しており、米半導体株高などを背景に海外投資家などの買い直す動きが反映されていた。前日15日の米国株市場ではエヌビディア  は上昇一服となったものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は8連騰と気を吐き連日で史上最高値を更新しており、この流れが東京市場にも波及していた。特にディスコは同じ後工程の製造装置メーカーであるアドバンテスト <6857> [東証P]と比較して株価の出遅れ感が目立っていたことで、目先持ち高を積み増す動きが観測された。

■手間いらず <2477>  3,210円 (+244円、+8.2%)

 手間いらず <2477> [東証S]が続急伸。12日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を26万株(自己株式を除く発行済み株数の4.18%)、または8億円としており、取得期間は9月16日から来年5月29日まで。資本効率の向上と株主還元の充実を図ることが目的という。

■ホリイフード <3077>  433円 (+28円、+6.9%)

 ホリイフードサービス <3077> [東証S]が3日ぶり急反発。12日の取引終了後、25年11月期の連結業績予想について、売上高を30億8900万円から31億8000万円へ、営業利益を5000万円から1億1800万円へ、純利益を3600万円から1億1200万円へ上方修正したことが好感された。予約獲得が想定を上回っていることに加えて、人流の多い時間帯を中心とした人員配置やデジタルを活用した効率重視の店舗運営を確立したことが奏功。また、原材料価格上昇への対応として、季節商品の入れ替えに合わせたグランドメニューの変更や価格の見直しなど、業態ごとにコストの最適化を進めていることも寄与する。なお、今期は決算期変更に伴い変則決算のため前期との比較はない。

■ギフトHD <9279>  3,335円 (+200円、+6.4%)

 ギフトホールディングス <9279> [東証P]が続急伸。前週末12日取引終了後、24年11月-25年7月期連結決算を発表。売上高は前年同期比26.8%増の261億1300万円、営業利益は同15.1%増の23億7500万円だった。客単価の向上や新設店が寄与。キャベツ、コメをはじめとする原材料の高騰は柔軟な価格改定によって吸収した。好決算が評価され買われた。

■ダイナマップ <336A>  1,114円 (+65円、+6.2%)

 ダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]が急反発。同社は16日午前10時ごろ、国土交通省の「2025年度 Smart JAMP スマートシティ実現に向けた調査検討業務」について、オリエンタルコンサルタンツホールディングス <2498> [東証S]傘下のオリエンタルコンサルタンツグローバルと共同で提案し、採択されたと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この事業では、ベトナムの空港を対象にダイナマップの「高精度3次元地図データ」及び「空港内情報集約基盤」など複数の技術を連携させることによる空港運営の課題解決と、スマート化の実現可能性を調査。オリエンタルコンサルタンツグローバルが保有するベトナムの空港運営状況に関する知見や現地ネットワークを活用し、これらの技術を組み合わせた事業モデルを提案するとしている。

■コンヴァノ <6574>  236円 (+12円、+5.4%)

 コンヴァノ <6574> [東証G]が急反発。同社は12日の取引終了後に米国OTCQX Internationalへの株式公開に向けた実務支援を受けるため、アイビーシーコンサルティング(兵庫県神戸市)とコンサルティング基本契約を締結することを発表。これが好感されたようだ。

■ノジマ <7419>  3,850円 (+95円、+2.5%)

 ノジマ <7419> [東証P]が4日続伸。16日午後2時30分ごろ、10月10日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位あたりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。また、株式分割に伴い、期末配当予想を23円から8円に修正した。株式分割前換算で24円となり、実質配当予想の増額となることから、これも好材料視されたようだ。

■上組 <9364>  4,647円 (+66円、+1.4%)

 上組 <9364> [東証P]が続伸。12日の取引終了後に、上限を380万株(自己株式を除く発行済み株数の3.75%)、または130億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は9月16日から来年3月24日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためとしている。同時に、インド・ムンドラ港でコンテナフレートステーション(CFS)を活用したコンテナ貨物の取り扱い・保管及びNVOCC(非船舶運航業者)事業を展開するインドのサウラシュトラ・フレート社株式の87.75%を取得し子会社化すると発表しており、これも好材料視された。同国の旺盛な物流需要を見込み、国際複合一貫輸送や近隣諸国の現地法人との連携によるビジネスチャンス創出を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、26年3月期業績への影響は軽微としている。

※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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