話題株ピックアップ【夕刊】(3):リベルタ、明治機、ジャストプラ

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■リベルタ <4935>  2,417円   +335 円 (+16.1%)  本日終値
 リベルタ<4935>が急反発。12日の取引終了後、12月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の更なる拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。

■明治機械 <6334>  348円   +47 円 (+15.6%) 一時ストップ高   本日終値
 明治機械<6334>が続急伸し年初来高値を更新した。12日の取引終了後、大手配合飼料メーカーであるJA全農くみあい飼料(群馬県太田市)から、配合飼料製造工程における加熱加工設備の老朽化に伴う更新工事を受注したと発表したことを好感した買いが入った。受注金額は非開示で、25年3月期連結売上高(65億1100万円)の10%以上に相当する額としている。納入時期は26年9月の予定で、26年3月期業績への影響は軽微としている。

■ジャストプランニング <4287>  549円   +72 円 (+15.1%)  本日終値
 ジャストプランニング<4287>が大幅続伸し、20年10月以来約4年11カ月ぶりの高値をつけている。12日の取引終了後に発表した7月中間期連結決算が、売上高12億4700万円(前年同期比21.0%増)、営業利益3億1000万円(同36.2%増)、純利益2億1500万円(同35.7%増)と大幅増収増益となったことが好感された。飲食店の売り上げ管理を効率的に行うことができる「まかせてネット」を中心に「まかせてシリーズ」の契約店舗数が順調に拡大したASP事業が引き続き業績を牽引。また、外食チェーン向けに物流ソリューションを提供する物流ソリューション事業も好調だった。なお、26年1月期通期業績予想は、売上高25億3200万円(前期比14.9%増)、営業利益6億200万円(同22.8%増)、純利益4億1900万円(同15.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■グリッド <5582>  2,694円   +278 円 (+11.5%)  本日終値
 グリッド<5582>が急反発。この日、九州電力<9508>向けに「石炭受払計画」を自動作成するAIシステムを開発し、苓北発電所(熊本県苓北町)で昨年8月に、松浦発電所(長崎県松浦市)で今年5月にそれぞれ運用を開始したと発表しており、好材料視された。石炭火力発電所では、発電に用いる石炭を海外から船で輸入し貯炭場に「積み付け」、その後、日々の発電量に応じてボイラーへ「払い出し」するが、「石炭受払計画」はこの「積み付け」と「払い出し」を日々の状況に合わせて決定する計画のこと。グリッドでは同システムを開発したことで、九州電の計画担当者の業務負荷の大幅な軽減や業務の自動化、属人化の解消に貢献した。

■ブレインズテクノロジー <4075>  953円   +90 円 (+10.4%)  本日終値
 ブレインズテクノロジー<4075>が急騰。前週末は下ヒゲの長い大陰線を形成、終値ベースで8%を超える下落に見舞われたが、きょうは一気に切り返すハイボラティリティな展開となった。法人向けに人工知能(AI)を実装するソフト開発事業が主力で、業績は急回復トレンドに突入している。前週末12日取引終了後に開示した25年7月期決算は営業利益が前の期比2.3倍となる1億6500万円を達成した。続く26年7月期の同利益は前期比36%増の2億2400万円を見込み、22年7月期以来4期ぶりの過去最高更新を予想している。これを手掛かり材料に上値を見込んだ買いを呼び込む格好となった。

■イワブチ <5983>  10,060円   +900 円 (+9.8%)  本日終値
 イワブチ<5983>は大幅高で続伸し、2020年1月以来約5年8カ月ぶりに1万円の大台に乗せた。オーストラリアのファンド、センジン・キャピタルが前週末12日の取引終了後に関東財務局へ大量保有報告書を提出した。センジン・キャピタル及び共同保有者がイワブチ株式について新たに5%を超えて保有していることが明らかになり、需給思惑的な買いが集まった。同報告書によると、センジン・キャピタル及び共同保有者の保有割合は5.12%。報告義務発生日は9月5日。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。

■アステリア <3853>  1,573円   +123 円 (+8.5%)  本日終値
 アステリア<3853>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、ノーコード開発ツール「Click」を開発・販売するMikoSea(東京都千代田区)をグループ傘下に収める株式譲渡契約を締結したと発表しており、好材料視された。MikoSeaをグループ傘下に収めることで、ノーコードでネイティブアプリやWebアプリを開発するという重要なピースを埋めることになり、モバイルアプリ開発ツールの全てのニーズに対応できるようになる。また、最初のコラボレーションとして、アステリアのノーコードで業務アプリが作成できるモバイルアプリ作成ツール「Platio」と「Click」の融合による新製品「Platio Canvas」を9月29日に発売し、細かな画面設計や高いセキュリティー対応など大規模開発にもPlatioを適応可能にする。更に、「Click」において、日本円建ステーブルコイン「JPYC」との連携機能を提供すると発表した。JPYCの発行が始まってから1カ月以内に提供開始する予定で、これにより、「Click」ユーザーが開発するモバイルアプリからJPYCの送受信が可能になる。

■手間いらず <2477>  3,210円   +244 円 (+8.2%)  本日終値
 手間いらず<2477>が大幅続伸。12日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を26万株(自己株式を除く発行済み株数の4.18%)、または8億円としており、取得期間は9月16日から来年5月29日まで。資本効率の向上と株主還元の充実を図ることが目的という。

■ホリイフードサービス <3077>  433円   +28 円 (+6.9%)  本日終値
 ホリイフードサービス<3077>が大幅高で3日ぶりに反発。12日の取引終了後、25年11月期の連結業績予想について、売上高を30億8900万円から31億8000万円へ、営業利益を5000万円から1億1800万円へ、純利益を3600万円から1億1200万円へ上方修正したことが好感された。予約獲得が想定を上回っていることに加えて、人流の多い時間帯を中心とした人員配置やデジタルを活用した効率重視の店舗運営を確立したことが奏功。また、原材料価格上昇への対応として、季節商品の入れ替えに合わせたグランドメニューの変更や価格の見直しなど、業態ごとにコストの最適化を進めていることも寄与する。なお、今期は決算期変更に伴い変則決算のため前期との比較はない。

■ダイナマップ <336A>  1,114円   +65 円 (+6.2%)  本日終値
 ダイナミックマッププラットフォーム<336A>が高い。同社はきょう午前10時ごろ、国土交通省の「2025年度 Smart JAMP スマートシティ実現に向けた調査検討業務」について、オリエンタルコンサルタンツホールディングス<2498>傘下のオリエンタルコンサルタンツグローバルと共同で提案し、採択されたと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この事業では、ベトナムの空港を対象にダイナマップの「高精度3次元地図データ」及び「空港内情報集約基盤」など複数の技術を連携させることによる空港運営の課題解決と、スマート化の実現可能性を調査。オリエンタルコンサルタンツグローバルが保有するベトナムの空港運営状況に関する知見や現地ネットワークを活用し、これらの技術を組み合わせた事業モデルを提案するとしている。

●ストップ高銘柄
 KLab <3656>  283円   +80 円 (+39.4%) ストップ高   本日終値
 データセクション <3905>  2,268円   +400 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 富士石油 <5017>  493円   +80 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 IGS <4265>  533円   +80 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 JMACS <5817>  544円   +80 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 アシロ <7378>  1,856円   -500 円 (-21.2%) ストップ安   本日終値
 デジタルグリッド <350A>  5,620円   -1,500 円 (-21.1%) ストップ安   本日終値
 笑美面 <9237>  2,324円   -500 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値
 東京機械製作所 <6335>  590円   -100 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値
 以上、4銘柄

株探ニュース

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