<動意株・16日>(大引け)=アステリア、スピー、明治機など
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アステリア<3853.T>=後場物色の矛先向かう。午後1時ごろ、ノーコード開発ツール「Click」を開発・販売するMikoSea(東京都千代田区)をグループ傘下に収める株式譲渡契約を締結したと発表。MikoSeaをグループ傘下に収めることで、ノーコードでネイティブアプリやWebアプリを開発するという重要なピースを埋めることになり、モバイルアプリ開発ツールの全てのニーズに対応できるようになる。また、最初のコラボレーションとして、アステリアのノーコードで業務アプリが作成できるモバイルアプリ作成ツール「Platio」と「Click」の融合による新製品「Platio Canvas」を9月29日に発売し、細かな画面設計や高いセキュリティー対応など大規模開発にもPlatioを適応可能にする。更に、「Click」において、日本円建ステーブルコイン「JPYC」との連携機能を提供すると発表した。JPYCの発行が始まってから1カ月以内に提供開始する予定で、これにより、「Click」ユーザーが開発するモバイルアプリからJPYCの送受信が可能になる。 Speee<4499.T>=後場に入り一段高。同社はきょう、リフォーム事業者向けの新たなサービス「サイアタック」の提供を開始すると発表。これが株価を刺激しているようだ。このサービスは、リフォーム事業者から預かった既存顧客リストをもとに、同社の専門オペレーターが再接点を創出。商談機会を生み出すことで、事業者が抱える工数不足と新規案件の創出不足という課題を解決するという。 明治機械<6334.T>=一時ストップ高。12日の取引終了後、大手配合飼料メーカーであるJA全農くみあい飼料(群馬県太田市)から、配合飼料製造工程における加熱加工設備の老朽化に伴う更新工事を受注したと発表したことを好感した買いが入っている。受注金額は非開示で、25年3月期連結売上高(65億1100万円)の10%以上に相当する額としている。納入時期は26年9月の予定で、26年3月期業績への影響は軽微としている。 ブレインズテクノロジー<4075.T>=切り返し急。前週末は下ヒゲの長い大陰線を形成、終値ベースで8%を超える下落に見舞われたが、きょうは一気に切り返すハイボラティリティな展開となっている。法人向けに人工知能(AI)を実装するソフト開発事業が主力で、業績は急回復トレンドに突入している。前週末12日取引終了後に開示した25年7月期決算は営業利益が前の期比2.3倍となる1億6500万円を達成した。続く26年7月期の同利益は前期比36%増の2億2400万円を見込み、22年7月期以来4期ぶりの過去最高更新を予想している。これを手掛かり材料に上値を見込んだ買いを呼び込む格好となった。 Ridge-i<5572.T>=急動意。12日の取引終了後、SBIホールディングス<8473.T>と資本・業務提携契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが流入している。SBIグループ全体でのAI活用を推進し、新たなソリューション・事業を創出するのが狙い。また、SBIを割当先とする第三者割当増資により39万株を発行する。発行価格は1株2716円で、調達資金約10億4900万円はM&Aや資本・業務提携のための出資金、AIシステム設備投資、AI人材の採用や育成を加速するための運転資金などに充当する。なお、同件による26年7月期業績への影響は軽微としている。同時に発表した26年7月期業績予想は、売上高28億円(前期比8.0%増)、営業利益2億6500万円(同6.4%減)、純利益1億5400万円(同10.3%増)を見込む。ただ、宇宙戦略基金などの大型公募やSBIグループとの協業効果は、現時点で予想に含めないとしている。 フィットイージー<212A.T>=急反発し上場来高値を更新。同社は12日取引終了後、25年10月期第3四半期累計(24年11月~25年7月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比48.8%増の17億7400万円となり、通期計画の22億1000万円に対する進捗率は80.3%となった。売上高は同45.4%増の68億8100万円で着地。キャンペーンの実施や会員満足度の向上に注力したことなどを背景に、店舗当たりの会員数が堅調に推移したことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS