午前:債券サマリー 先物は続落、持ち高調整売りで軟化
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16日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前日の米債券高を手掛かりに買いが先行したものの、あすの20年債入札を控えた調整売りに押されるかたちで軟化した。 15日にニューヨーク連銀が発表した9月の製造業景況指数がマイナス8.7(前月はプラス11.9)に悪化したことが影響し、同日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及。16~17日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げが確実視されることも円債相場を押し上げる要因となり、債券先物は午前10時10分すぎに136円77銭をつける場面があった。ただ、この日の日経平均株価が概ね堅調に推移したことや、あす財務省が実施する20年債入札を控えているとあって買いは続かず。午前10時40分すぎには一時136円46銭まで軟化した。 午前11時の先物12月限の終値は、前週末12日に比べ8銭安の136円56銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、12日に比べて0.010%高い1.600%で推移している。 出所:MINKABU PRESS