11日の米株式市場の概況、NYダウは初の4万6000ドル台 利下げ観測強まる
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11日の米株式市場では、NYダウが前日比617.08ドル高の4万6108.00ドルと大幅反発した。この日発表された8月の消費者物価指数の前年比の伸びは市場予想と同水準となった。週間の米新規失業保険申請件数は予想以上に増加した。一連の米経済指標の公表を受けて利下げ観測が強まり、株式市場への資金流入を誘発。NYダウとナスダック総合株価指数はともに最高値を更新した。 スリーエム<MMM>やシャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が買われ、ホーム・デポ<HD>やトラベラーズ<TRV>が堅調推移。アッヴィ<ABBV>やオックスフォード・インダストリーズ<OXM>が株価水準を切り上げた。一方、ボーイング<BA>が下値を探り、コカ・コーラ<KO>が冴えない展開となった。 ナスダック総合株価指数は157.01ポイント高の2万2043.07と4日続伸した。テスラ<TSLA>とマイクロン・テクノロジー<MU>が値を飛ばし、テンパスAI<TEM>とパラマウント・スカイダンス<PSKY>、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー<WBD>が急伸。レボリューション・メディシンズ<RVMD>とオープンドア・テクノロジーズ<OPEN>が大幅高となった。半面、ネットフリックス<NFLX>やブロードコム<AVGO>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が軟調。アビディティ・バイオサイエンシズ<RNA>とウェイスター・ホールディング<WAY>が急落した。 出所:MINKABU PRESS