前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■データセク <3905> 2,368円 (-500円、-17.4%) ストップ安 データセクション <3905> [東証G]がストップ安。同社は10日の取引終了後、第23回新株予約権(行使価額固定型)を発行し、同社の筆頭株主で投資業を展開するシンガポールのFirst Plus Financial Holdings社に割り当てると発表した。新株予約権が全て行使された場合に交付される総株式数は4400万株で、発行済み株式総数に対して最大199.07%となる。潜在的な希薄化リスクを警戒した売りが膨らんだようだ。データセクは手取り概算で547億7000万円を調達し、AIデータセンター事業における設備投資資金や運転資金などに充当する。 ■モノタロウ <3064> 2,325円 (-226円、-8.9%) 東証プライムの下落率2位。MonotaRO <3064> [東証P]が続急落。同社は10日の取引終了後、8月度の月次業績を発表。単体ベースの売上高は前年同月比7.4%増の226億2000万円となった。増収基調を継続したものの、伸び率は7月の15.1%から鈍化し1ケタ台にとどまっており、嫌気されたようだ。8月の新規顧客獲得数は8万8000アカウントとなり、今年2月以来の低水準。営業日数は前年同月と比べて1日少ない20営業日だった。 ■東映アニメ <4816> 2,923円 (-92円、-3.1%) 東映アニメーション <4816> [東証S]が大幅反落。10日の取引終了後、海外市場での株式売り出しを決議したと発表した。フジ・メディア・ホールディングス <4676> [東証P]が保有する1057万5000株を売り出す。株式の需給悪化が懸念されたようだ。売出価格は11日から12日までのいずれかの日に決める。フジHDから売却意向を確認したため、東映アニメは円滑な株式売却を実現するために売り出しを決議した。株式の流動性向上も図る。 ※11日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース