10日の米株式市場の概況、NYダウ220ドル安 8月PPIへの反応は限られる

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 10日の米株式市場では、NYダウが前日比220.42ドル安の4万5490.92ドルと3日ぶり反落。この日発表された8月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想に反して前月比0.1%低下となったが、株式市場への反応は限られた。11日に8月の米消費者物価指数(CPI)の公表を控えており、利益確定目的の売りが優勢となった。

 ウォルマート<WMT>やマクドナルド<MCD>、セールスフォース<CRM>が軟調。チューイー<CHWY>とルーブリック<RBRK>が急落し、ホーリー<HLLY>が安い。半面、シェブロン<CVX>やキャタピラー<CAT>が買われ、オラクル<ORCL>が急騰。ゲームストップ<GME>とビルドット・コム・ホールディングス<BILL>が株価水準を切り上げた。

 ナスダック総合株価指数は6.57ポイント高の2万1886.06と小幅に3日続伸し、連日で最高値を更新した。エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が買われ、アーム・ホールディングス<ARM>やブロードコム<AVGO>が急伸。コアウィーブ<CRWV>が大幅高となった。一方、アップル<AAPL>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>が売られ、メタ・プラットフォームズ<META>が冴えない展開。トレード・デスク<TTD>が下値を探り、シノプシス<SNPS>が大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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