午前:債券サマリー 先物は続伸、一時値を消す場面も

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市況

 8日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。朝方の買いが一巡したあとは値を消す場面もあったが、一段と下値を売り込む動きはなく切り返した。

 5日発表の米8月雇用統計で労働市場の減速が示され、同日の米長期金利が低下したことが国内債の支援材料となり、債券先物は寄り付き直後に一時138円12銭まで上伸した。ただ、石破茂首相が7日に辞任を表明したことから次期政権での財政拡張が意識されやすく、午前9時ごろには137円95銭をつけた。とはいえ、政局の不安定化で日銀の利上げ再開が遅れる可能性があり、その後は再び買いが流入した。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)が実施される。

 午前11時の先物9月限の終値は、前週末比9銭高の138円05銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.580%に上昇したが、その後は前週末と同じ1.570%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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