【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、日米貿易合意署名で4万3000円台回復 (9月5日)

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市況

日経平均株価
始値  42983.47
高値  43220.94
安値  42783.54
大引け 43018.75(前日比 +438.48 、 +1.03% )

売買高  19億6199万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆5583億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は438円高と大幅続伸、4万3000円台を回復
 2.トランプ米大統領が日本との貿易合意に関する大統領令に署名
 3.自動車株などに買いが流入、米8月雇用統計を控え様子見姿勢も
 4.トヨタやホンダ、日産自が買われ、SBGやディスコも値を上げる
 5.サンリオやソニーG、東電HD、リクルートは売り先行で軟調

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比350ドル高と4日ぶりに反発した。米雇用情勢の軟化に伴う早期利下げへの期待から買いが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は大幅続伸。トランプ米大統領が日本との貿易合意を実施する大統領令に署名したことを好感する買いが流入し、日経平均株価は4万3000円台を回復した。

 前日の米株式相場は、NYダウが反発しS&P500種株価指数は最高値を更新した。これを受けた東京市場では、日経平均が値を上げてスタート。特に、トランプ米大統領が日本との貿易合意を実施する大統領令に署名したことが好感され、日経平均の上昇幅は朝方に一時600円を超え、4万3200円台まで上昇した。現在25%の自動車関税が既存税率とあわせて15%に引き下げられることが評価され、自動車株が買われたほか、半導体関連株などが値を上げた。ただ、買い一巡後は利益確定売りが膨らみ上昇幅は縮小した。今晩は米8月雇用統計の発表が予定されており、様子見姿勢も強まった。しかし、後場中ごろから値を戻し、終値では8月19日以来となる4万3000円台を回復して取引を終えた。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>が高く、フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>も堅調。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、日産自動車<7201>が買われた。ニデック<6594>が急反発し、三菱重工業<7011>やJX金属<5016>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、ファーストリテイリング<9983>が値を上げた。

 半面、サンリオ<8136>や東京電力ホールディングス<9501>、ソニーグループ<6758>が安く、ソシオネクスト<6526>や信越化学工業<4063>、リクルートホールディングス<6098>が値を下げた。三井金属<5706>や大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、SBIホールディングス<8473>も安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、TDK <6762>、ファストリ <9983>、日東電 <6988>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約206円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はコナミG <9766>、リクルート <6098>、バンナムHD <7832>、KDDI <9433>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約37円。

 東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)鉄鋼、(3)ゴム製品、(4)輸送用機器、(5)ガラス・土石。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)石油・石炭、(3)倉庫・運輸、(4)電気・ガス、(5)サービス業。

■個別材料株

△情報戦略テク <155A> [東証G]
 自社株買いを好感。
△キオクシア <285A> [東証P]
 米サンディスクの急伸など刺激に。
△ミライアル <4238> [東証S]
 工場稼働率向上で上期業績は計画上振れ。
△IGS <4265> [東証G]
 360度評価ツール提供開始。
△コニカミノル <4902> [東証P]
 産業用インクジェット部品の新製品を発売。
△santec <6777> [東証S]
 データセンター需要見込んだ投資資金の流入が続く。
△ヤマトインタ <8127> [東証S]
 海外の投資運用会社が大量保有。
△abc <8783> [東証S]
 合弁新会社でビットコイン買い付け戦略を提供へ。
△エフ・コード <9211> [東証G]
 東洋経済新報社のコーポレートサイトリニューアルを実施。
△愛眼 <9854> [東証S]
 8月既存店売上高は増収基調を継続。

▼インターメス <262A> [東証P]
 8月既存店売上高は32ヵ月連続前年上回るも利益確定売り先行。
▼AZ丸和HD <9090> [東証P]
 ユーロ円CBでのリファイナンスを発表。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)キオクシア <285A>、(2)住友ファーマ <4506>、(3)保土谷 <4112>、(4)マルマエ <6264>、(5)アルバック <6728>、(6)プロシップ <3763>、(7)一工薬 <4461>、(8)化工機 <6331>、(9)群栄化 <4229>、(10)メイコー <6787>。
 値下がり率上位10傑は(1)日ヒュム <5262>、(2)AZ丸和HD <9090>、(3)大阪チタ <5726>、(4)Lドリンク <2585>、(5)Rフィールド <2910>、(6)太平洋工 <7250>、(7)インターメス <262A>、(8)Dガレージ <4819>、(9)ブロドリーフ <3673>、(10)NJS <2325>。

【大引け】

 日経平均は前日比438.48円(1.03%)高の4万3018.75円。TOPIXは前日比25.14(0.82%)高の3105.31。出来高は概算で19億6199万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1087、値下がり銘柄数は469となった。東証グロース250指数は766.63ポイント(6.99ポイント高)。

[2025年9月5日]


株探ニュース

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