2日の米株式市場の概況、NYダウ249ドル安 金利上昇が重荷

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 2日の米株式市場では、NYダウが前週末比249.07ドル安の4万5295.81ドルと続落した。英国やフランスで財政不安が広がり、欧州の主要株価指数が下落し、投資家のリスク許容度が下向いた。また、米連邦巡回区控訴裁判所が前週末にトランプ関税を巡り違法とする一審での判決を支持したことを受け、米国においても歳入減少による財政悪化リスクが意識されて米金利が上昇。株式相場の重荷となった。

 ナイキ<NKE>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>が軟調推移。セールスフォース<CRM>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が冴えない展開となったほか、コンステレーションブランズ<STZ>が大幅安となった。一方、メルク<MRK>やボーイング<BA>、ウォルマート<WMT>が株価水準を切り上げた。

 ナスダック総合株価指数は175.93ポイント安の2万1279.63と続落した。エヌビディア<NVDA>やテスラ<TSLA>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が売られ、ラム・リサーチ<LRCX>やクラフト・ハインツ<KHC>が下値を探ったほか、ルーシッド・グループ<LCID>が急落した。半面、リフト<LYFT>がしっかり。バイオジェン<BIIB>が買われ、ミネラリス・セラピューティクス<MLYS>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS

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