伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(9月2日記）

　日経平均株価は、現在が勢いの強い下げの流れの途中なら、本日の価格が上昇しても、9月1日の高値4万2454円付近で強く上値を抑えられる公算です。

　本日は、寄り付き後の早い時間帯から、上値の重さを確認して、昨日の安値4万1835円以下を目指す動きになると考えられます。

　8月22日以降の上値、下値を切り下げるジグザグを継続中なら、本日の価格が上昇しても、4万2600円前後で強く上値を抑えられる動きになる公算です。

　9月1日の安値4万1835円が押し目になって、目先の価格が上昇を開始するためには、最近の下降の流れで示した弱さを払拭する動きが必要です。

　そのためには、本日、または、明日には、8月28日の高値4万2828円を超える動きになっていると考えられます。

　本日、価格が上昇する場面で、上げ幅が大きくなるなら、4万1835円が押し目になって、上値を試す流れへ入っている展開を頭の隅に入れておきます。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend


【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない　弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。

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