東京株式(前引け)=続急落、波乱含みの下げで4万2000円台割り込む
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1日前引けの日経平均株価は前営業日比868円65銭安の4万1849円82銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億2422万株、売買代金概算は2兆1523億円。値上がり銘柄数は733、対して値下がり銘柄数は832、変わらずは63銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は前週末の米国株市場でハイテク株を中心に売られるなか、半導体セクターを中心に売り圧力が強まった。米国ではAI関連の象徴株であるエヌビディア<NVDA>が大きく下げたことで投資家のセンチメントが冷やされており、東京市場にもその影響が及んでいる。ただ、個別株物色は活発で日経平均が先物主導でほぼ安値引けとなるなか、値上がり銘柄数が全体の45%を占めた。様子見ムードのなかも売買代金は2兆円台をキープした。 個別では売買代金トップのディスコ<6146.T>が大幅安となったほか、アドバンテスト<6857.T>やレーザーテック<6920.T>など半導体製造装置関連の下げが目立つ。また、フジクラ<5803.T>も利食われた。ソフトバンクグループ<9984.T>も大きく下落した。任天堂<7974.T>が冴えず、日立製作所<6501.T>も安い。トリケミカル研究所<4369.T>が一時ストップ安となったほか、芝浦メカトロニクス<6590.T>も急落。ラクーンホールディングス<3031.T>の下げも目立つ。半面、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>が高く、日東紡績<3110.T>が急騰し値上がり率トップとなった。インターネットイニシアティブ<3774.T>も値を飛ばした。オリンパス<7733.T>も物色人気。 出所:MINKABU PRESS