午前:債券サマリー 先物は反落、あすの日銀副総裁講演などを警戒

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市況

 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。前週末の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことや、2日に国内で重要イベントが相次ぐことから買いが入りにくかった。

 8月29日発表の米物価指標でインフレ圧力の根強さが示され、同日の米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及。また、あす2日に氷見野良三副総裁の講演や自民党の両院議員総会、財務省による10年債入札が予定され、警戒感から売りが出やすかったこともあり、債券先物は午前9時40分ごろに一時137円40銭まで軟化した。日経平均株価の大幅安が安全資産とされる債券の下支えとなったが、きょうは米国がレーバーデーの祝日となることから模様眺めムードが広がりやすく戻りは限定的だった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前週末比9銭安の137円45銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて0.015%高い1.615%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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