前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■セーラー広告 <2156>  426円 (+80円、+23.1%) ストップ高

 セーラー広告 <2156> [東証S]がストップ高。同社は27日の取引終了後、ストームハーバー証券(東京都港区)と業務協力に関する覚書を締結したと発表しており、将来の業績向上が期待され買われた。ストームハーバー証券はM&Aや資本・業務提携のアドバイザリーなどを展開している。セーラー広告は重要な成長戦略にM&A及び戦略的提携を掲げており、今後は積極的に新たなM&Aスキームや、自社のみでは取り組み困難だったM&A案件などの検討に取り組む。セーラー広告はあわせてフェロー(高松市)を完全子会社にすると開示。フェローは自治体の各種自動連絡システムや斎場のクラウド予約システムなどを営んでいる。子会社化を経て、両社のノウハウと顧客基盤を組み合わせた新たなサービスの開発などを視野に入れる。取得価額は非公開。10月1日から連結する予定だが、今期業績に与える影響は軽微と見込む。

■コンヴァノ <6574>  310円 (+49.5円、+19.0%)

 コンヴァノ <6574> [東証G]が5日ぶり急反騰。同社は27日の取引終了後、中期経営計画の修正と、暗号資産の購入決議を発表し、材料視されたようだ。中期経営計画では27年3月期の売上高目標を237億円(従来は150億円)、営業利益目標を95億円(同30億円)に引き上げたほか、29年3月期の売上高を1135億円、営業利益を516億円とする目標を設定した。高付加価値・高マージン事業へのシフトが想定以上のスピードで進展していることなどを反映した。加えて同社は第4回新株予約権の権利行使に伴う払込金額の総額が12日に公表した額を超過したことに伴う調達資金の使途変更を発表。追加での調達分を資金源として、新たに20億円分の ビットコインを購入することを決めた。

■イクヨ <7273>  1,210円 (+184円、+17.9%)

 イクヨ <7273> [東証S]が続急騰。自動車の内装や外装に使う樹脂部品を製造する。中国系企業の傘下で仮想通貨分野への積極参入を明示している。27日取引終了後、同社が6月に業務提携を発表した米Galactic Holdingsに3億円を出資することを決議したと発表した。Galacticが展開するステーブルコインを活用したB2B越境決済インフラ事業に対し資本面からも支援を行うことで、両社の協業体制を一層強化する方針を示している。これを手掛かり材料に投資資金を呼び込む格好となった。

■エアロエッジ <7409>  5,150円 (+660円、+14.7%) 一時ストップ高

 AeroEdge <7409> [東証G]が急反騰、一時ストップ高となった。同社は27日の取引終了後、航空機エンジン向けチタンアルミブレードの新材料の量産体制の整備を目的に、設備投資を実施すると発表した。将来的な収益拡大を期待した買いが入ったようだ。栃木県足利市に新たに土地を取得し、量産工場などを建設する。新材料用の設備投資予定額は25億7500万円。加工用設備投資予定額は24億4600万円。設備投資額の一部は経済安全保障促進法に基づく特定重要物資として助成金の対象となる見通しという。

■旭コン <5268>  816円 (+81円、+11.0%)

 旭コンクリート工業 <5268> [東証S]が続急騰。今月8日に長い上ヒゲでつけた年初来高値760円をクリアし新値街道に突入していた。日本ヒューム <5262> [東証P]を筆頭株主とするコンクリート二次製品メーカーで、官公庁向け比率が高く、下水道インフラの点検・補修など国土強靱化分野で活躍機会を高めている。PBR0.8倍台でバリュー株としての素地を有する一方、時価総額100億円前後と小型で浮動株の割合が低く、品薄感から株価の上値も軽かった。28日は筆頭株主の日ヒュムも大きく株価水準を切り上げていた。

■GFA <8783>  375円 (+35円、+10.3%)

 GFA <8783> [東証S]が3日ぶり急反騰。同社は28日、暗号資産「GOLD Utility Token」(AGF)を預け入れることで3ヵ月・6ヵ月・12ヵ月ごとに高利回りのリターンを得られるというサービス「AGFステークス」を9月中旬から始めると発表しており、買い材料になった。連結業績に与える影響は軽微とした。

■GCジョイコ <6249>  3,015円 (+248円、+9.0%)

 ゲームカード・ジョイコホールディングス <6249> [東証S]が3日ぶり急反発。遊技用プリペイドカードシステム機器を手掛けるが、足もとの業績は売上高・利益ともに苦戦を強いられている。そうしたなか、投資顧問業の米レンジリー・キャピタルが27日付で提出した大量保有報告書によると、レンジリー・キャピタルのGCジョイコ株式保有比率は5.02%と、新たに5%を超えたことが判明した。保有目的は、投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、企業価値向上に向けた期待が株価の押し上げ材料となった。

■不二製油 <2607>  3,748円 (+303円、+8.8%)

 東証プライムの上昇率2位。不二製油 <2607> [東証P]が続急伸。同社は27日取引終了後、3カ年の新中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる28年3月期の連結事業利益目標を450億円(26年3月期予想は295億円)としていることが好感されたようだ。チョコレート用油脂(CBE)やコンパウンドチョコレートといった成長領域における競争優位性の更なる強化を図るほか、新たな事業の柱を担う挑戦領域の育成にも注力する構え。なお、株主還元については、配当性向30~40%の方針とし、安定的かつ継続的な配当を実施するとしている。

■芝浦電子 <6957>  7,000円 (+480円、+7.4%)

 芝浦電子 <6957> [東証S]が続急伸。同社に対してTOB(株式公開買い付け)の実施を発表していた台湾の電子部品大手ヤゲオが27日、経済産業省との協議が整ったとしたうえで、買収に向けて当局の承認が取得できる見通しとなったと発表した。これに伴い、必要な届け出を実施する方針を明らかにするとともに、TOB期限をこれまでの9月8日から同月10日までに延長した。ヤゲオは23日にTOB価格を1株7130円に引き上げると発表しており、芝浦電子の株価はヤゲオのTOB価格にサヤ寄せする動きをみせた。芝浦電子に対してはミネベアミツミ <6479> [東証P]が1株6200円でのTOBを実施。ミネベアはTOB価格と期限について変更する予定はないとしている。

■日本和装 <2499>  383円 (+22円、+6.1%)

 日本和装ホールディングス <2499> [東証S]が3日続急伸。27日の取引終了後、25年12月期の期末配当予想を5円から7円に増額修正したことが好感された。25年3月27日付で新代表取締役社長が就任し新経営体制を発足させたことに伴い、記念配当2円を実施する。年間配当予想は16円(前期14円)となる。

■リベラウェア <218A>  2,170円 (+115円、+5.6%)

 Liberaware <218A> [東証G]が急反発。同社は28日、上下水道の点検に特化したAIを活用するロボティクスソリューションを展開している韓国Morphing Iと業務提携に関する覚書(MOU)を締結したと発表しており、株価のサポート要因となった。両社は製品・サービスの研究開発や日本及び韓国市場におけるマーケティングなどに共同して取り組む。

■フジクラ <5803>  12,320円 (+645円、+5.5%)

 フジクラ <5803> [東証P]が6日続急伸。通信インフラに必須の部材である光ファイバーや光コネクターなどの光デバイスを手掛けており、世界的なAIデータセンターの建設ラッシュを背景に収益拡大基調を継続している。25年4-6月期は営業利益が前年同期比68%増の410億8600万円と絶好調で対通期進捗率は3割近くに達している。注目されたエヌビディア  の決算は市場予想を上回る好調だったが、データセンター部門の売上高はコンセンサスにわずかに届かず、時間外で同社株は売られた。しかし、市場では「エヌビディアは事前に買われていた反動が出たものの、開示された数字自体はほぼ予想に見合った水準で失望する要素はない」(ネット証券アナリスト)という声が聞かれた。28日はAI関連の象徴であるソフトバンクグループ <9984> [東証P]が活況高となっていたほか、アドバンテスト <6857> [東証P]も底堅い動きで、ショートポジションを取っていた向きの買い戻しも観測されていた。

■ジェイフロ <2934>  1,986円 (+101円、+5.4%)

 ジェイフロンティア <2934> [東証G]が続急伸。28日朝方、子会社で暗号資産マイニング事業を開始すると発表した。オンライン診療・服薬指導アプリ「SOKUYAKU(ソクヤク)」をはじめとした各種サービスにおけるビットコイン決済機能の導入検討に向け、準備資産としてビットコインの購入と暗号資産のマイニングを行う。今後の外国人利用者や医療ツーリズムの増加、海外展開を見据え、国際的な利便性の更なる向上を目指す。これが材料視された。前日27日取引終了後にはECモール支援のshake-hands(東京都港区)の子会社化を目的とした基本合意書の締結を明らかにした。業績への影響は現在精査中としている。

※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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