三陽商、今期経常を一転16%減益に下方修正

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決算

 三陽商会 <8011> [東証P] が8月28日昼(12:00)に業績修正を発表。26年2月期の連結経常利益を従来予想の33億円→23.6億円(前期は28.2億円)に28.5%下方修正し、一転して16.5%減益見通しとなった。
 同時に、3-8月期(上期)の連結経常損益も従来予想の5億円の黒字→2.7億円の赤字(前年同期は6.7億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  アパレル市場は、従前市場全体を牽引してきたラグジュアリーブランドがインバウンド消費の急減等により苦戦を強いられるなど、厳しい状況が継続しております。当社が属する一般アパレル市場においても、国内外の政治経済情勢の先行き不透明感の高まりや恒常的な物価上昇等により、消費者の消費マインドが冷え込んでおり、特に百貨店を中心とした中高級品市場の低迷が続いています。 斯かる環境下、当社においても、主販路である百貨店販路の不振が大きく影響し、春夏商品のプロパー販売が現時点で前年比90%程度に留まるなど極めて厳しい売上高進捗です。一方、アウトレット等でのセール販売は順調であり、前年を上回る推移ではありますが、上記プロパー販売の不振を補填するには至っておりません。また、粗利率につきましても、今上半期においては、プロパー販売比率の低下に伴い前年を大幅に下回る見込みであります。当社としては、この基調は当面継続するとの見通しを持っており、9月以降についても予断を許さない状況です。 上記を踏まえ、当社は、2025年4月14日に公表しました2026年2月期第2四半期(中間期)及び通期連結業績予想を修正することと致しました。 2026年2月期第2四半期(中間期)業績予想につきましては、第2四半期以降、販管費の更なる削減等を実行しておりますが、上記の売上高及び粗利率の落ち込みを補い切ることは困難であることから、売上高に加え、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間期純利益をそれぞれ修正致します。 2026年2月期通期業績予想につきましても、売上高、営業利益、経常利益を第2四半期(中間期)同様に修正する一方、親会社株主に帰属する当期純利益については、下半期に特別利益の増加を見込む為、従前予想を維持致します。(注) 上記の予想は現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後発生する様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

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