28日の株式相場見通し=売り優勢か、エヌビディアは決算後に時間外で下落

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市況

 28日の東京株式市場は売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は下値を探る公算が大きい。注目された米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の25年5~7月期決算は、米国時間の27日引け後に発表され事前のコンセンサスを上回る内容であったが、株価は時間外で売りに押される展開となっている。この流れを引き継いで、半導体セクターには目先筋の利益確定売りを誘導する可能性がある。前日の欧州株市場では主要国の株価が高安まちまちの展開であったが、直近調整色を強めていた仏CAC40は3日ぶりに反発した一方、独DAXは3日続落となった。エヌビディア決算目前で積極的な買いが入りづらいなか、ポジション調整の売り圧力が観測される状況で、ドイツでは大手金融株や半導体主力株に軟調な銘柄が目立った。米国株市場ではエヌビディアの決算発表を見極めたいとの思惑が漂うなか様子見気分は強かったが、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇して引けた。FRBによる早期利下げへの期待が株式市場を支えている。取引終了後に開示されたエヌビディア決算は売上高や一株利益が市場予想を上振れたが、株価は直近の上昇である程度織り込みが進んでいた。売上高見通しについて中国向けの出荷を含んでおらず、これが嫌気された面もあったようだ。エヌビディアの株価は時間外で一時5%あまり下落する場面があったが、その後は下げ渋った。東京市場ではこのエヌビディアの動向を横目にアドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>など半導体製造装置大手の株価がどう動くかが注目され、日経平均の値動きもこれに左右されそうだ。取引時間中は外国為替市場の動向にも影響を受ける可能性がある。

 27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比147ドル16セント高の4万5565ドル23セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同45.86ポイント高の2万1590.13だった。

 日程面では、きょうは対外・対内証券売買契約、2年物国債の入札のほか、日銀の中川審議委員が山口県の金融経済懇談会で挨拶を行い、記者会見も予定。海外では韓国金融通貨委員会、フィリピン中銀の政策金利発表、25年4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値、週間の新規失業保険申請件数、7月の仮契約住宅販売指数、米7年物国債の入札など。このほか、ウォラーFRB理事の講演が予定されている。

出所:MINKABU PRESS

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