米外為市場サマリー:米利下げ観測強まり一時146円50銭台に軟化

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為替

 22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円94銭前後と前日と比べて1円40銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円19銭前後と同1銭程度のユーロ安・円高とほぼ横ばいだった。

 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日、カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演し、「失業率とその他の労働指標の安定により、政策スタンスの変更を検討する際に慎重に進める余地がある」「政策が引き締め的な領域にあるなかで、見通しとリスクのバランスの変化は政策の調整を正当化する可能性がある」などと発言。直接的な利下げの言及はなかったが、市場ではハト派的と受け止められた。次回9月会合での利下げを織り込むかたちで米長期金利が低下するとともに、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入。ドル円相場は一時146円58銭まで軟化し、その後は下げ渋ったものの米金利の先安観から戻りは限定的だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1718ドル前後と前日に比べて0.0110ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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