パウエル議長発言を受けた利下げ期待に米株式市場は大幅高=米国株概況
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パウエル議長発言を受けた利下げ期待に米株式市場は大幅高=米国株概況 きょうのNY株式市場、ダウ平均は大きく反発した。終値はダウ工業株30種平均が846.24ドル高の4万5631.74ドル、ナスダック総合指数が396.23高の2万1496.54、S&P500が96.74高の6466.91。 注目されたジャクソンホール会議でのパウエル議長の講演は、労働市場の下振れ警戒などを示し、金融政策スタンスの調整が必要となる可能性があると、利下げの可能性を示唆するものとなった。先週の米生産者物価指数の強い伸びに加え、昨日の米購買担当者景気指数(PMI)の強い結果で、早期の利下げ期待がやや後退していたが、この発言を受けて一気に期待が回復。株式市場を押し上げる材料となった。 マグニフィセント7は前日までの軟調な推移から一転して反発。特にテスラ<TSLA>は6%を超える大きな伸びとなった。アルファベットC<GOOG>アルファベットA<GOOGL>も3%を超える伸び、メタ<META>が2%を超える伸びなど軒並みの買いが出ている。新興ハイテクではAMD<AMD>も2.47%高と力強さを見せた。 ダウ採用銘柄は30種中25銘柄が上昇とこちらも好調。上昇寄与度トップは金融大手ゴールドマンサックス。そのほか建設・鉱山機械のキャタピラー、ホームセンターのホームデポ、クレジット会社アメックスなどの上昇が目立った。 その他個別株では、太陽光発電のエンヒューズエナジー<ENPH>が10%を超える上昇。前日まで二日間連続で下げていたが、ジェフリーズが投資判断をアンダーパフォームからホールドに引き上げたことなどを材料に買いが入った。 利下げによる景気刺激などを好感する形でエンターテインメント関連なども大きく上昇。クルーズ船運営のノルウェージャンクルーズ<NCLH>、カジノなどリゾート施設運営のシーザーズエンターテインメント<CZR>なども大きく買われている。 金融機関の投資判断引き上げなどでプレマーケットから強さが目立ったウラン探鉱のカメコ<CCJ>は4.87%高と好調さを維持して引けている。 アップル<AAPL> 227.76(+2.86 +1.27%) マイクロソフト<MSFT> 507.23(+2.99 +0.59%) アマゾン<AMZN> 228.84(+6.89 +3.10%) アルファベットC<GOOG> 206.72(+6.10 +3.04%) アルファベットA<GOOGL> 206.09(+6.34 +3.17%) テスラ<TSLA> 340.01(+19.90 +6.22%) エヌビディア<NVDA> 177.99(+3.01 +1.72%) メタ<META> 754.79(+15.69 +2.12%) AMD<AMD> 167.76(+4.05 +2.47%) エンフェーズ・エナジー<ENPH> 38.18(+3.60 +10.41%) ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス<NCLH> 25.05(+1.69 +7.23%) シーザーズ・エンターテインメント<CZR> 26.75(+1.75 +7.00%) カメコ<CCJ> 74.91(+3.48 +4.87%) ホームデポ<HD> 412.79(+15.09 +3.79%) ゴールドマン<GS> 741.89(+25.94 +3.62%) キャタピラー<CAT> 435.67(+17.78 +4.25%) アメックス<AXP> 319.16(+10.99 +3.57%) MINKABU PRESS