午後:債券サマリー 先物は続落、日銀オペ結果で売られる 長期金利1.605%に上昇
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20日の債券市場で、先物中心限月9月限は8日続落した。日銀の定例オペの結果を受けて売られ、午後に下げに沈む展開だった。 国債買いオペは3本実施された。応札倍率は「残存期間1年超3年以下」が2.63倍、「同3年超5年以下」が2.88倍、「同5年超10年以下」が2.82倍となった。このうち、長期ゾーンの「同5年超10年以下」の応札倍率は前回オペの2.66倍から上昇しており、債券売却ニーズの高まりが意識された。オペの結果を受けて先物は下げに転じ、一時137円49銭まで売られた。 朝方は堅調な地合いとなった。前日のニューヨーク市場で長期債相場が上昇(金利が低下)したことが追い風となったほか、日経平均株価が一時700円を超す下げとなり、安全資産としての国債の買い需要を高める形となった。午前中に先物は一時137円73銭まで上昇する場面があった。 先物9月限は前営業日比10銭安の137円52銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント高い1.605%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS