東京株式(前引け)=続急落、主力株に利益確定売り加速

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市況

 20日前引けの日経平均株価は前営業日比663円12銭安の4万2883円17銭と続急落。前場のプライム市場の売買高概算は10億1497万株、売買代金概算は2兆5603億円。値上がり銘柄数は668、対して値下がり銘柄数は864、変わらずは87銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は日経平均が大きく下値を探る展開を余儀なくされた。前日の米国株市場でハイテク株を中心に売り圧力が強まったことで、東京市場でも半導体関連などをはじめ主力どころに利益確定の動きを誘発した。日経平均の下げ幅は一時700円を上回る場面があった。先物を絡めたインデックス売りがかさむなか、一部の日経平均寄与度の高い値がさ株が売り込まれ、指数押し下げ効果をもたらしている。ただ、中小型株など個別株の物色意欲は旺盛で、値上がり銘柄数も全体の4割以上を占めている。

 個別では売買代金で断トツとなっているソフトバンクグループ<9984.T>が大幅安、ディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>などが売られ、フジクラ<5803.T>も大きく値を下げた。三菱重工業<7011.T>、IHI<7013.T>なども安い。ソシオネクスト<6526.T>、東洋エンジニアリング<6330.T>が急落、日東紡績<3110.T>の下げも目立つ。半面、トヨタ自動車<7203.T>が底堅く、オリエンタルランド<4661.T>も買いが優勢。楽天銀行<5838.T>も買い戻しが入った。アステリア<3853.T>が値上がり率トップに買われ、ピジョン<7956.T>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>なども大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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