午前:債券サマリー 先物は反発、長期金利は1.590%と横ばい
投稿:
20日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反発した。前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利は低下)した影響が円債相場に波及した。 米国市場ではハイテク株が売られ、ナスダック総合株価指数の下落率は1%を超えた。ジャクソンホール会議の内容を見極めたいとの姿勢が広がるなかで、ナスダックの下落を受けて債券の買い持ち高を積み増す動きが出たもよう。米格付け会社のS&Pグローバル・レーティングスが米国の格付けを据え置いたことも、米国債の支援材料となった。 東京市場では日経平均株価の下げ幅が一時700円を超えた。米債券高とともに日本株の下落も債券に資金を振り向ける流れを促す要因となった。日銀は20日、定例の国債買い入れオペを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」で、3本いずれもオファー額は予定通りとなった。 先物9月限は前営業日比5銭高の137円67銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.590%で推移している。 出所:MINKABU PRESS