午前:債券サマリー 先物は続落、日銀の早期利上げを意識

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市況

 14日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前日の米債券高を追い風に買いが先行したものの、日銀の早期利上げを意識した売りに押されるかたちで軟化した。

 ベッセント米財務長官は13日、米ブルームバーグテレビのインタビューで「政策金利は少なくとも今より1.5%低くあるべきだ」との考えを示した。これを受けて米利下げ観測が強まり、同日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及した。ただ、ベッセント氏は「日本はインフレ抑制に取り組む必要がある」とも述べており、債券買いは続かず。先物は寄り付き直後に138円49銭をつけたあとは売りが優勢となり、午前10時50分前には一時138円20銭まで値を下げた。なお、日銀は「残存期間1年超3年以下」「同5年超10年以下」「同10年超25年以下」「同25年超」を対象する国債買いオペを通知した。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比11銭安の138円25銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ1.515%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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