伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月14日記)
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日経平均株価の終値から25日移動平均線を引いた乖離線は、1000円以上の水準がめったに出ない高水準で、2000円以上へ上昇することがほとんどなく2000円以上へ上げると、たいていの場合は価格の上値が重くなって乖離線が下降を開始します。 1985年から2024年までの期間で、乖離線が3000円以上へ上げたのは、3165円をつけた本年5月13日の1度しかありません。 昨日の時点で乖離線は、2627円をつけています。 すでに上値を抑えられる可能性のある場所へ位置しているので、本日以降は上昇の勢いが終息する動きになると考えられます。 本日以降、価格が下げる場合、本日は「昨日の値位置で足型が昨日と同様のコマ足をつけて、明日、大きく下放れて下降を開始する展開になる」、「寄り付き後、すぐに下降を開始する」かのどちらかが考えられます。 寄り付き後の価格が上昇する場合、本日は下値堅いと見ておきます。 情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend 【伊藤智洋 プロフィール】 1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。 株探ニュース