午後:債券サマリー 先物は続落、5年債入札結果で売り 長期金利上昇し1.515%で推移

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市況

 13日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落した。この日、財務省が実施した5年債入札の結果が低調と受け止められ、債券の需給状況を懸念した売りが優勢となった。

 5年債入札は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は3銭となり、前回(7月8日)の2銭から拡大した。応札倍率は2.96倍となり、前回の3.54倍を下回った。応札に慎重な市場参加者の姿勢が示される格好となり、先物は午後に一時138円27銭まで下落した。

 この日は日経平均株価が史上初めて4万3000円台に乗せ、上昇幅は一時700円を超えた。株高の進行は債券相場には重荷となった。

 先物9月限は前営業日比20銭安の138円36銭で終えた。新発10年債利回りは上昇し1.515%で推移。前日は取引未成立となっていた。前週末8日に比べて0.030ポイント高い。

出所:MINKABU PRESS

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