前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■シスメックス <6869>  2,041.5円 (-453円、-18.2%)

 東証プライムの下落率トップ。シスメックス <6869> [東証P]が3日ぶり急反落。6日取引終了後、4-9月期連結業績予想について売上高を2525億円から2400億円(前年同期比1.0%減)へ、営業利益を445億円から360億円(同19.1%減)へ下方修正すると発表。これがネガティブ視された。日本や中国地域での売上高が想定より軟調なことが要因。第3四半期以降の回復を見込むため通期予想は据え置いた。

■栗田工 <6370>  4,984円 (-993円、-16.6%) 一時ストップ安

 東証プライムの下落率2位。栗田工業 <6370> [東証P]が3日ぶり急反落、一時ストップ安となった。同社は6日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.2%減の919億2600万円、最終利益は同1.1%減の56億3900万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は約16%にとどまり、低調な進捗状況との受け止めから売りが膨らんだ。前期にあった中国向けの大型装置案件の反動が出たほか、バイオガス関連での追加コストが発生した。受注高は同1.2%減の980億5900万円だった。

■東芝テック <6588>  2,719円 (-386円、-12.4%)

 東証プライムの下落率4位。東芝テック <6588> [東証P]が続急落。6日取引終了後、これまで未定としていた26年3月期連結業績予想について売上高を前期比4.7%減の5500億円、営業利益を同40.7%減の120億円と発表した。米関税による市況悪化やコストアップなどの影響を織り込んだ。配当予想は引き続き未定のままとした。大幅減益見通しを嫌気した売りが出た。

■エイチワン <5989>  1,295円 (-164円、-11.2%)

 東証プライムの下落率5位。エイチワン <5989> [東証P]が5日ぶり急反落。6日取引終了後に4-6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比12.4%減の506億7700万円、営業利益は同39.3%減の25億5600万円となった。主力得意先向けの自動車フレームの生産量が減少したことが要因。為替が円高水準で推移したことも響いた。これが嫌気された。あわせて、米テキサス州に自動車部品の製造販売を担う子会社を設立すると発表した。2028年1月から操業を開始する予定。同国での販路拡大を目指す。

※7日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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