ツムラが後場マイナスに転じる、医療用漢方製剤減で第1四半期は27%営業減益

投稿:

材料

 ツムラ<4540.T>が後場急落しマイナスに転じている。午前11時30分ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高430億9400万円(前年同期比1.4%減)、営業利益77億1900万円(同27.0%減)、純利益43億6700万円(同60.9%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。

 国内の一般用漢方製剤が取り扱い店舗数の拡大により伸長したほか、中国事業も堅調だったが、主力の医療用漢方製剤129処方が、前期末の流通在庫が高水準だったことや限定出荷の影響により減少した。また、生薬費や加工費の上昇、情報提供活動の強化に伴う費用やDX関連費用の増加なども利益を圧迫した。

 なお、26年3月期通期業績予想は、売上高1880億円(前期比3.8%増)、営業利益342億円(同14.8%減)、純利益230億円(同29.1%減)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。