午前:債券サマリー 先物は大幅続伸、前週末の米債券高が波及

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市況

 4日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅続伸。米7月雇用統計をきっかけに景気懸念が広がり、前週末の米市場で債券が買われた流れが東京市場に波及した。

 1日に発表された7月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が市場予想を下回ったほか、5~6月の伸びが大幅に下方修正された。また、7月の米ISM製造業景況感指数が5年ぶりの低水準となったこともあり、同日の米市場では米連邦準備理事会(FRB)が次回9月会合で利下げに踏み切るとの観測が台頭。米長期金利が急低下したことが円債の支援材料となり、債券先物は午前9時00分ごろに一時139円05銭まで上伸した。ただ、あす財務省が実施する10年債入札への警戒感などもあり、朝方の買いが一巡したあとは上値が重くなった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前週末比59銭高の138円67銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.465%と約1カ月ぶりの低水準をつけ、その後は前週末比比べて0.050%低い1.505%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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