明日注目すべき【好決算】銘柄 イビデン、山パン、大塚商会 (1日引け後 発表分)
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8月1日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 イビデン <4062> [東証P] ★今期経常を一転6%増益に上方修正 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比35.3%増の174億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の440億円→510億円に15.9%上方修正。従来の減益予想から一転して6.5%増益見通しとなった。 高付加価値の生成AI向け製品の受注が想定を大きく上回ったことで、第1四半期業績が計画を上回ったことを反映した。 山パン <2212> [東証P] ★今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比4.2%増の354億円に伸びて着地。食品事業は値上げ効果もあって食パン、菓子パン、和洋菓子など全部門で増収を達成したほか、流通事業のデイリーヤマザキも赤字幅が縮小した。 併せて、通期の同利益を従来予想の585億円→595億円に1.7%上方修正。増益率が3.9%増→5.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 コラボス <3908> [東証G] ★上期経常を一転18%増益に上方修正 ◆26年3月期上期(4-9月)の経常損益(非連結)を従来予想の800万円→4000万円に5.0倍上方修正。従来の減益予想から一転して17.6%増益見通しとなった。ールセンターシステム「@nyplace」、「COLLABOS PHONE」の既存顧客の契約期間延長による月額利用料の増加、「COLLABOS PHONE」の既存顧客の業務拡大に伴う通信利用料の増加などが上振れの要因となる。 ドリームI <4310> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は14倍増益で着地 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比14倍の7.6億円に急拡大して着地。ビジネスプロデュース部門で既存顧客からの継続的な受注が好調だったほか、新規事業創造や既存事業改革支援プロジェクトも積み上がったことが寄与。投資先1件の売却と出資先ファンドの収益計上でベンチャー投資部門が大きく伸びたことも利益拡大に貢献した。 大塚商会 <4768> [東証P] ★今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比25.7%増の500億円に伸びて着地。企業のIT投資需要が底堅く推移する中、システムインテグレーション事業でパソコンの更新需要を捉えたほか、パッケージソフトも大きく伸びたことが寄与。 併せて、通期の同利益を従来予想の822億円→866億円に5.4%上方修正。増益率が8.3%増→14.1%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 日本アビオ <6946> [東証S] ★4-6月期(1Q)経常は83%増益で着地 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比82.8%増の5.6億円に拡大して着地。高水準な防衛予算を追い風に情報システム部門の収益が急拡大したことが寄与。設備投資需要の持ち直しを背景に電子機器部門が黒字転換したことも大幅増益につながった。 併せて、発行済み株式数の3.60%にあたる60万3600株または20億円を上限に自社株TOBを実施すると発表。 ロイヤルHD <8179> [東証P] ★上期経常を43%上方修正 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の23億円→33億円に43.5%上方修正。減益率が32.1%減→2.5%減に縮小する見通しとなった。底堅く推移する観光需要を取り込み、ホテル事業の売上高が計画を大きく上回ったことが寄与。経営施策による収益性の改善に加え、持ち分法損益の良化なども上振れの要因となった。 株探ニュース