【↓】日経平均 大引け| 反落、半導体株関連などの下落が響く (8月1日)

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市況

日経平均株価
始値  41029.84
高値  41064.73
安値  40588.17
大引け 40799.60(前日比 -270.22 、 -0.66% )

売買高  22億1907万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆6149億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は270円安と反落、一時4万500円台まで下落
 2.利下げ期待の後退を受け前日のNYダウは330ドル安に
 3.半導体株関連などの下落で日経平均は軟調展開が続く
 4.東エレクが急落し日経平均株価を500円近く押し下げる
 5.建設や不動産など内需関連株は堅調でTOPIXは上昇する

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比330ドル安と4日続落した。利下げ観測が後退する中、ユナイテッドヘルスやメルクの下落が指数を押し下げた。

 東京市場では、日経平均株価は反落。東京エレクトロン<8035>が急落するなど半導体関連株が安く、全体相場を押し下げた。

 前日の米株式市場では、物価関連指標の発表で米国の利下げ期待が後退したことが警戒されNYダウは下落した。米国株安の流れを受け、日経平均は39円安と値を下げてスタート。特に、前日に26年3月期の業績予想の下方修正を発表した東エレクが一時ストップ安と急落したこともあり、日経平均は午前9時20分過ぎには480円超の下落で4万500円台まで売られる場面があった。ただ、今晩は米7月雇用統計の発表が予定されていることもあり、後場にかけては様子見姿勢も強まり、日経平均は下げ渋った。結局、日経平均は反落し、東エレクが1銘柄で500円近く押し下げた。一方、建設や不動産、陸運など内需関連株などは堅調でTOPIXは上昇した。東証プライム市場に上場する8割の銘柄は値を上げ、東証33業種のうち24業種は上昇した。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>が安く、日立製作所<6501>やソフトバンクグループ<9984>が値を下げた。三菱重工業<7011>やフジクラ<5803>、古河電気工業<5801>も安い。任天堂<7974>や商船三井<9104>、HOYA<7741>が売られた。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や良品計画<7453>、JT<2914>が高く、ファーストリテイリング<9983>やリクルートホールディングス<6098>、富士電機<6504>が値を上げた。三井物産<8031>やNTT<9432>が堅調で三井不動産<8801>や大成建設<1801>も買われた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はコナミG <9766>、ファストリ <9983>、KDDI <9433>、ファナック <6954>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約160円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、HOYA <7741>、日立 <6501>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約623円。うち499円は東エレク1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス、(2)陸運業、(3)建設業、(4)不動産業、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)機械、(2)化学、(3)医薬品、(4)その他製品、(5)非鉄金属。

■個別材料株

△亀田製菓 <2220> [東証P]
 第2四半期業績予想を上方修正。
△システナ <2317> [東証P]
 26年3月期業績予想を上方修正。
△フォーサイド <2330> [東証S]
 子会社が一般貨物自動車運送事業を強化。
△篠崎屋 <2926> [東証S]
 第3四半期営業利益は2.4倍。
△ファンデリー <3137> [東証G]
 第1四半期は営業黒字浮上で上半期計画を超過。
△日本調剤 <3341> [東証P]
 アドバンテッジによる1株3927円のTOB価格にサヤ寄せ。
△日精鉱 <5729> [東証S]
 4-6月期経常利益7倍。
△富士電機 <6504> [東証P]
 今期は一転経常増益へ上方修正。
△コンヴァノ <6574> [東証G]
 26年3月期業績予想の上方修正とLG化学との業務提携を好感。
△ユーラシア <9376> [東証S]
 DOE「最低10%」目標設定し今期配当予想を増額修正。

▼東エレク <8035> [東証P]
 26年3月期は一転最終減益・減配へ。
▼トレイダーズ <8704> [東証S]
 4-6月期(1Q)経常は31%減益で着地。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)システナ <2317>、(2)富士電機 <6504>、(3)亀田製菓 <2220>、(4)日本調剤 <3341>、(5)アズーム <3496>、(6)ナブテスコ <6268>、(7)コナミG <9766>、(8)スペース <9622>、(9)東洋エンジ <6330>、(10)テレ東HD <9413>。
 値下がり率上位10傑は(1)東エレク <8035>、(2)デジアーツ <2326>、(3)Dガレージ <4819>、(4)アルビス <7475>、(5)アイネス <9742>、(6)FPG <7148>、(7)新明和 <7224>、(8)日立 <6501>、(9)HOYA <7741>、(10)コクサイエレ <6525>。

【大引け】

 日経平均は前日比270.22円(0.66%)安の4万0799.60円。TOPIXは前日比5.58(0.19%)高の2948.65。出来高は概算で22億1907万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1300、値下がり銘柄数は291となった。東証グロース250指数は762.27ポイント(1.95ポイント高)。

[2025年8月1日]


株探ニュース

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