東京株式(大引け)=270円安と反落、東エレクなど半導体関連株が下落

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市況

 1日の東京株式市場で日経平均株価は反落。東京エレクトロン<8035.T>が急落するなど半導体関連株が安く、全体相場を押し下げた。

 大引けの日経平均株価は前日比270円22銭安の4万799円60銭。プライム市場の売買高概算は22億1907万株。売買代金概算は5兆6149億円となった。値上がり銘柄数は1300と全体の約80%、値下がり銘柄数は291、変わらずは32銘柄だった。

 前日の米株式市場では、物価関連指標の発表で米国の利下げ期待が後退したことが警戒されNYダウは330ドル安と下落した。米国株安の流れを受け、日経平均株価は39円安と値を下げてスタート。特に、前日に26年3月期の業績予想の下方修正を発表した東エレクが一時ストップ安と急落したこともあり、日経平均株価は午前9時20分過ぎには480円超の下落で4万500円台まで売られる場面があった。ただ、今晩は米7月雇用統計の発表が予定されていることもあり、後場にかけては様子見姿勢も強まり、日経平均株価は下げ渋った。結局、日経平均株価は反落し、東エレクが1銘柄で500円近く押し下げた。一方、建設や不動産、陸運など内需関連株などは堅調でTOPIXは上昇した。東証プライム市場に上場する8割の銘柄は値を上げ、東証33業種のうち24業種は上昇した。

 個別銘柄では、ディスコ<6146.T>やアドバンテスト<6857.T>、ソシオネクスト<6526.T>、レーザーテック<6920.T>が安く、日立製作所<6501.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が値を下げた。三菱重工業<7011.T>やフジクラ<5803.T>、古河電気工業<5801.T>も安い。任天堂<7974.T>や商船三井<9104.T>、HOYA<7741.T>が売られた。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や良品計画<7453.T>、JT<2914.T>が高く、ファーストリテイリング<9983.T>やリクルートホールディングス<6098.T>、富士電機<6504.T>が値を上げた。三井物産<8031.T>やNTT<9432.T>が堅調で三井不動産<8801.T>や大成建設<1801.T>も買われた。

出所:MINKABU PRESS

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