午前:債券サマリー 先物は反落、日銀会合の結果発表を控え軟調推移

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市況

 31日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。前日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことや、日銀金融政策決定会合の結果発表を控えていることが重荷となった。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが決まり、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は記者会見で「関税やインフレを巡る不確実性に対応するうえで政策金利は適切な水準にある」との見解を示した。次回9月会合での利下げ観測が後退するなか、米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及。この日に発表される日銀会合の結果は政策金利の据え置きを予想する声が多いものの、物価見通しの上方修正や植田総裁の会見を受けて利上げ観測が高まる可能性があり、債券先物は午前9時50分ごろに137円79銭まで下押す場面があった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比12銭安の137円86銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.005%高い1.560%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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