【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、前日までの株価急伸で利益確定売り (7月25日)

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市況

日経平均株価
始値  41760.58
高値  41773.70
安値  41389.79
大引け 41456.23(前日比 -370.11 、 -0.88% )

売買高  17億6754万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆5512億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は370円安と3日ぶり反落、自動車や銀行株が安い
 2.24日の米国市場ではNYダウは下落もナスダック指数は最高値
 3.日経平均は前日までの2日間で2000円強上昇し利益確定売りも
 4.トヨタやホンダ、マツダが安く、三菱UFJや三井住友FGも軟調
 5.前日発表の決算内容が嫌気され、信越化や三菱自は大幅安に売られた

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比316ドル安と3日ぶりに反落した。決算が市場予想を下回ったIBMやハネウェルの急落が指数を押し下げた。

 東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反落。足もとの株価急伸の反動で利益確定売りが膨らんだ。

 前日の米株式市場では、NYダウが下落も、ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。この流れを受けた東京株式市場は、日経平均が前日比65円安でスタート。前日までの2日間で日経平均は2000円を超える上昇を演じたことから、利益確定売りが膨らみ、下値を切り下げる展開が続いた。決算内容を嫌気して急落する銘柄も目立ち、今後の業績発表を警戒視する「ガイダンスリスク」も意識された。足もとで値を上げた自動車や銀行株などに売りが膨らみ、日経平均は一時430円を超える下落となる場面があった。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、三菱重工業<7011>が安く、良品計画<7453>、サンリオ<8136>が軟調。トヨタ自動車<7203>や、ホンダ<7267>、マツダ<7261>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>も軟調だった。前日発表した決算内容が嫌気され信越化学工業<4063>や三菱自動車工業<7211>が大幅安となった。

 半面、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>が高く、フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が値を上げた。IHI<7013>やソフトバンクグループ<9984>が買われた。ニデック<6594>や日本郵船<9101>もしっかり。富士通<6702>やNEC<6701>も堅調だった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、中外薬 <4519>、ディスコ <6146>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約79円。うち43円はアドテスト1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、ファストリ <9983>、ファナック <6954>、ダイキン <6367>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約191円。

 東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)倉庫・運輸、(2)海運業、(3)鉱業、(4)パルプ・紙、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)機械、(2)卸売業、(3)ガラス・土石、(4)電気機器、(5)保険業。

■個別材料株

△タマホーム <1419> [東証P]
 株主優待のQUOカード贈呈額2倍を好感。
△三井松島HD <1518> [東証P]
 シティインデックスによる株式買い増しで思惑。
△アーバネット <3242> [東証S]
 25年6月期業績は計画上振れで着地。
△マネフォ <3994> [東証P]
 米アクティビストの大株主浮上で投資資金が攻勢。
△勤次郎 <4013> [東証G]
 今期上方修正を好感。
△メディシノバ <4875> [東証S]
 臨床試験の進捗状況を公表し材料視。
△ブルーイノベ <5597> [東証G]
 奈良市でドローンを活用した下水道管渠内調査を実施。
△AKIBA <6840> [東証S]
 エヌビディア関連の一角で一時値上がりトップに買われる。
△太平洋工 <7250> [東証P]
 MBO報道受け「本日の取締役会に付議」と開示。
△FCE <9564> [東証S]
 ジーニー及びその子会社JAPAN AIと資本・業務提携で急伸。

▼信越化 <4063> [東証P]
 今期減収減益見通しを嫌気。
▼三菱自 <7211> [東証P]
 円高と関税影響で4~6月期最終利益97%減。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)太平洋工 <7250>、(2)マネフォ <3994>、(3)三井松島HD <1518>、(4)九電工 <1959>、(5)ネットプロ <7383>、(6)サンウェルズ <9229>、(7)芝浦 <6590>、(8)WNIウェザ <4825>、(9)クラボウ <3106>、(10)ライト <1926>。
 値下がり率上位10傑は(1)信越化 <4063>、(2)MARUWA <5344>、(3)メドピア <6095>、(4)三菱自 <7211>、(5)マツダ <7261>、(6)アマノ <6436>、(7)安川電 <6506>、(8)信越ポリ <7970>、(9)Jディスプレ <6740>、(10)石原ケミ <4462>。

【大引け】

 日経平均は前日比370.11円(0.88%)安の4万1456.23円。TOPIXは前日比25.69(0.86%)安の2951.86。出来高は概算で17億6754万株。東証プライムの値上がり銘柄数は745、値下がり銘柄数は818となった。東証グロース250指数は762.29ポイント(2.81ポイント高)。

[2025年7月25日]


株探ニュース

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