話題株ピックアップ【夕刊】(1):コンヴァノ、ノリタケ、ソフトバンクG
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■コンヴァノ <6574> 9,240円 +710 円 (+8.3%) 本日終値 コンヴァノ<6574>が3連騰。17日の取引終了後に8月1日を基準日として1株を10株に株式分割すると発表したことが好感された。投資家がより投資しやすい環境を整えるため、株式分割により投資単位を引き下げ、更なる株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。 ■ノリタケ <5331> 4,220円 +310 円 (+7.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 ノリタケ<5331>が急反発し、年初来高値を更新した。投資会社であるストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が17日の取引終了後に関東財務局へ提出した大量保有報告書で、ノリタケの株式について5.10%を保有していることが新たに明らかになった。アクティビストの保有により、資本効率の向上に向けた取り組みを積極化するとの思惑が広がり、買いが集まった。報告義務発生日は7月10日。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。 ■ソフトバンクグループ <9984> 11,230円 +535 円 (+5.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 ソフトバンクグループ<9984>が続騰し、年初来高値を更新した。台湾積体電路製造(TSMC)が市場予想を上回る決算を発表したことが前日のニューヨーク市場においてハイテク株の支援材料となり、ナスダック総合株価指数は4連騰で過去最高値を連日で更新した。ソフトバンクG傘下の英アーム・ホールディングス も株価水準を切り上げている。17日には英国政府によるAI開発の推進を目的とした10億ポンドの投資計画が伝わったほか、日本時間18日には、みずほフィナンシャルグループ<8411>とソフトバンクG傘下のソフトバンク<9434>がAI領域での戦略的包括提携契約の締結を発表。AI関連での成長性を意識させる材料が相次いだことを受け、ソフトバンクGに対しては断続的に資金が流入し、上値指向を強めた。上昇率は一時5%を超え、1万1000円台に乗せた。 ■ティーケーピー <3479> 1,791円 +69 円 (+4.0%) 本日終値 ティーケーピー<3479>は3日ぶりに急反発した。SBI証券は17日、TKPの目標株価を2480円から2590円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続する。貸会議室の坪当たり売上高がコロナ前の水準を上回ったことなどを評価したうえで、会議室や宿泊施設の貢献が続くと想定。連結対象となったノバレーゼ<9160>は、第1四半期(3~5月)が婚礼需要の閑散期で減益要因となったが、施行組数・組単価などは堅調に推移しているとの見方を示す。約35億円の自社株買いを同社が実施したことを踏まえ、同証券は26年2月期以降のEPS(1株利益)予想を増額修正した。 ■栄研化学 <4549> 2,136円 +36 円 (+1.7%) 本日終値 栄研化学<4549>が4日続伸。17日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、イギリスに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による保有割合が26.78%から27.83%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は、投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うことで、報告義務発生日は7月10日となっている。 ■ビジョナル <4194> 11,060円 +165 円 (+1.5%) 本日終値 ビジョナル<4194>が3連騰で年初来高値を更新した。SBI証券が17日、ビジョナルについて投資判断「買い」、目標株価1万4450円で新規にカバレッジを開始した。中長期の視点で優秀な人材の確保を目指す企業のニーズは拡大が見込まれるとし、ダイレクトリクルーティングの動きについても一段と活発化すると想定。蓄積したデータと生成AIの技術力を背景に、他社が容易に真似できない「社内版ビズリーチ by HRMOS」をローンチしたことで、HRMOS事業の収益改善と業界内での優位性が一段と高まるとの見方を示す。同証券はビジョナルの26年7月期営業利益が249億7000万円になると予想する。 ■日本ハム <2282> 4,949円 +56 円 (+1.1%) 本日終値 日本ハム<2282>は続伸。この日、2日に発表した株式売り出しの受渡日を迎えた。売り出し価格は15日に4809円で決まったが、この日は一時4950円台まで上昇。利益確定売りをこなし値を上げている。株式売り出しが一巡し、今後の需給改善期待も膨らんでいるようだ。 ■セレス <3696> 2,594円 +22 円 (+0.9%) 本日終値 セレス<3696>が高い。正午ごろ、運営するポイントサイト「モッピー」が、NTTカードソリューション(東京都品川区)と連携し、「WAON POINT eギフト」との交換を開始すると発表しており、好材料視された。今回の連携により、モッピー会員はモッピー内で獲得したポイントを「WAON POINT eギフト」へ交換することが可能となり、交換した「WAON POINT eギフト」は「WAON POINT」として受け取ることができるようになる。「WAON POINT」はイオン<8267>グループの共通ポイントとして、イオングループや提携先での店舗で利用できるほか、ポイントを活用したキャンペーンにも利用可能としている。 ■東亞合成 <4045> 1,446円 +6.5 円 (+0.5%) 本日終値 東亞合成<4045>が後場上昇。午前11時30分に関東財務局に提出された大量保有報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資運用会社モラント・ライト・マネジメントによる株式保有割合が5.05%と、新たに5%を超えたことが判明しており、需給思惑が働いたようだ。保有目的は投資一任契約に基づく純投資としており、報告義務発生日は7月15日となっている。 ■江崎グリコ <2206> 4,520円 +13 円 (+0.3%) 本日終値 江崎グリコ<2206>が続伸。17日の取引終了後、英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドが提出した変更報告書において、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツを含めた共同保有割合が8.17%から9.23%に上昇したことが明らかとなり、思惑視されたようだ。報告義務発生日は10日。ダルトン側は保有目的の項目において、株主価値の向上に向けて「発行者のコーポレートガバナンス、取締役会の構成、経営、事業、財務状況及び戦略に関して、建設的な対話を行うことを求めていく可能性がある」などと記載している。 株探ニュース