午前:債券サマリー 先物は続伸、長期金利低下し1.545%で推移
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18日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸した。前日の米国市場で長期債相場は横ばいとなり、外部環境に手掛かり材料を欠くなか、朝安後に切り返した。 米連邦準備制度理事会(FRB)のクグラー理事が講演で、インフレ率が年末にかけて高まる可能性について言及した。また6月の米小売売上高は市場予想を上回る伸びを示した。ただ今後の米国景気の減速懸念は根強く、米債相場の下値は限られた。一方、FRBのウォラー理事は7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利下げが妥当だとの考えを示した。時間外取引で米長期金利は低下(金利は上昇)し、円債相場の支援材料となった。日本の総務省が発表した6月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比3.3%上昇した。円債相場への反応は限られた。 先物9月限は前営業日比11銭高の138円16銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント低い1.545%で推移している。 出所:MINKABU PRESS