前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■TKP <3479>  1,741円 (-170円、-8.9%)

 ティーケーピー <3479> [東証G]が急反落。同社は15日の取引終了後、26年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比2.3倍の244億6500万円となった一方、経常利益は同5.9%減の16億5900万円となった。利益の着地水準については物足りなさが意識され、売りを促した。同社は貸会議室大手。TOB(株式公開買い付け)を通じて昨年12月に連結子会社にしたノバレーゼ <9160> [東証S]が連結対象に加わった。ブライダル関連のノバレーゼ事業の季節性により、同事業については営業利益以下への貢献度合いは限定的なものとなった。

■いちご <2337>  373円 (-36円、-8.8%)

 東証プライムの下落率3位。いちご <2337> [東証P]が続急落。15日取引終了後に26年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比50.2%減の124億8700万円、最終利益は同35.1%減の23億3100万円だった。物件売却の多くを第2四半期以降に見込むなか、前年同期と比べて物件の売却収入が減少した。これを嫌気した売りが出た。なお、通期の増益予想は据え置いた。

■FPパートナ <7388>  1,969円 (-163円、-7.7%)

 東証プライムの下落率5位。FPパートナー <7388> [東証P]が3日続急落。15日取引終了後、25年11月期単独業績予想について売上高を402億3200万円から326億300万円(前期比8.5%減)へ、営業利益を61億3000万円から20億5100万円(同61.5%減)へ下方修正すると発表。これを嫌気した売りが優勢となった。前期の同社に関する一部報道を起因として営業社員のマインドが低下し、顧客提案に影響が生じた結果、足もとで収益性の高い商品の販売が低調なため。なお、配当については従来予想を据え置いた。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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