★本日の【イチオシ決算】 グッドパッチ、ロゴスHD、ABEJA (7月15日)
投稿:
1)本日(7月15日)引け後に発表された決算・業績修正 ●イチオシ決算 【グッドパッチ <7351> [東証G]】 ★9-5月期(3Q累計)経常は13倍増益・通期計画を超過、初配当実施へ ◆25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の連結経常利益は前年同期比13倍の5億3400万円に急拡大して着地。デザインパートナー事業で大型プロジェクトが順調に推移したうえ、顧客単価も上昇し、27.8%の大幅増収を達成した。 通期計画の4億2200万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。 併せて、従来無配としていた期末一括配当は初配当9円を実施する方針とした。 ●サプライズな決算発表・業績修正 インタライフ <1418> [東証S] ★3-5月期(1Q)経常は34%増益で着地 ◆26年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比34.4%増の5.2億円に拡大して着地。音響・照明設備事業で子会社システムエンジニアリングの大型工事案件が計画以上に進んだことなどが収益を押し上げた。 併せて、従来無配としていた今期の上期配当を10円(前年同期は無配)実施する方針とした。 ロゴスHD <205A> [東証G] ★今期経常は3.4倍増で2期ぶり最高益、18円増配へ ◆25年5月期の連結経常利益は前の期比70.3%減の4億円に落ち込んだものの、続く26年5月期は前期比3.4倍の13.9億円にV字回復し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は昨年12月に買収した坂井建設の通期貢献や出店拡大などが寄与し、29.1%の増収を見込む。前期のM&Aに関する一過性費用の剥落なども利益改善の要因となる。 併せて、今期の年間配当は前期比18.06円増の63.39円に増配する方針とした。配当方針を変更し、DOE(純資産配当率)5%を下限、配当性向30%を目標とする。配当利回りは4.48%に上昇。 鉄人化HD <2404> [東証S] ★今期経常を49%上方修正 ◆25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の連結経常利益は前年同期比19倍の2億6000万円に急拡大して着地。焼き鳥、かに食べ放題など新業態の導入によって飲食事業の収益が大きく伸びたほか、コスト削減や不採算店舗の整理などを進めたことも利益拡大につながった。 併せて、通期の同利益を従来予想の1億5800万円→2億3600万円に49.4%上方修正。増益率が4.4倍→6.6倍に拡大する見通しとなった。 テクノフレ <3449> [東証S] ★上期経常を30%上方修正、通期も増額 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の15億円→19.5億円に30.0%上方修正。半導体事業を中心に好調に推移したことを反映した。併せて、通期の同利益も従来予想の28億円→29億円に3.6%上方修正。増益率が31.1%増→35.8%増に拡大する見通しとなった。 串カツ田中 <3547> [東証S] ★上期経常は41%増益で上振れ着地 ◆25年11月期上期(24年12月-25年5月)の連結経常利益は前年同期比40.9%増の6.9億円に拡大し、従来予想の5億円を上回って着地。創業祭や他業種コラボキャンペーンの開催、メディアを通じたブランド認知の拡大、営業時間の延長などが奏功し、来店客数が計画を上回ったことが上振れの要因となった。コスト管理の徹底などによる販管費抑制も大幅増益につながった。 プリモGHD <367A> [東証S] ★9-5月期(3Q累計)最終は57%増益で着地、今期配当を10円増額修正 ◆25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の連結最終利益は前年同期比57.4%増の16.4億円に拡大して着地。国内事業は商品価格の見直しやスタッフの接客スキル向上への取り組みなどが奏功し、2ケタ増収を達成した。マーケティング施策の精査や営業体制の強化で海外事業の業績が回復したことも大幅増益に貢献した。 通期計画の16.4億円に対する進捗率は99.6%に達しており、業績上振れが期待される。 併せて、期末一括配当を従来計画の95円→105円(前期は無配)に増額修正した。配当利回りは6.17%に上昇。 ABEJA <5574> [東証G] ★今期経常を18%上方修正・2期ぶり最高益更新へ ◆25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.1倍の4億0200万円に急拡大して着地。LLM(大規模言語モデル)関連の案件が伸びたことに加え、売上総利益率の改善や販管費の適切なコントロールも大幅増益につながった。 併せて、通期の同利益を従来予想の3億7300万円→4億4200万円に18.5%上方修正。増益率が30.4%増→54.5%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。 併せて、NEDOが公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデル(GENIAC)」にLLM開発事業案が採択されたと発表。 JRC <6224> [東証G] ★上期経常を一転36%増益に上方修正、配当も1円増額 ◆26年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の6億円→9億円に49.8%上方修正。従来の減益予想から一転して35.6%増益見通しとなった。前期に買収した高橋汽罐工業における利益率の高い大型案件などが寄与し、第1四半期業績が好調に推移したことを織り込んだ。 併せて、上期配当を従来計画の13円→14円(前年同期は13円)に増額し、年間配当は28円になる。 オープンG <6572> [東証P] ★3-5月期(1Q)経常は4.3倍増益・上期計画を超過 ◆26年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比4.3倍の1.8億円に急拡大して着地。インテリジェントオートメーション事業でRPAツール「BizRobo!」などの導入企業が拡大し、ライセンス収入が伸長したことが寄与。アドオートメーション事業で人材領域と新規参入分野の取扱高が増加したうえ、コストコントロールを強化したことも大幅増益に貢献した。 上期計画の1.6億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。 2)7月16日の決算発表銘柄(予定) ■取引時間中の発表 ◆第1四半期決算: <3153> 八洲電機 [東P] ■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻 ◆本決算: <2979> ソシラ物流 [東R] (前回15:30) <3279> API [東R] (前回16:30) <8966> 平和不リート [東R] (前回15:30) <9287> Jインフラ [東IF] 合計5社 ※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。 株探ニュース