東洋電が6年9カ月ぶり高値圏、前期業績の計画上振れと今期最終増益・増配予想を評価

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 東洋電機製造<6505.T>が大幅続伸し、2018年10月以来の高値圏に浮上した。同社は14日の取引終了後、25年5月期の連結決算発表にあわせ、26年5月期の業績予想を開示。今期の売上高予想は前期比1.3%減の400億円、最終利益予想は同5.7%増の22億5000万円とした。25年5月期の業績は計画を上回って着地した。また前期の期末配当について、従来の見通しから26円増額して70円としたうえで、今期の年間配当予想は前期比5円増配の75円としており、業況とともに評価された。

 今期は主力の交通事業で、国内において新造車両の導入や機器の置換えの増加を見込み受注活動に取り組むほか、海外は中国の保守部品、インドネシアの車両への新規投資を中心とした需要の継続を想定する。25年5月期は売上高が前の期比26.1%増の405億3900万円、最終利益が同2.3倍の21億2800万円だった。前の期に受注したインドネシア向け大口案件の生産、出荷が順調に進んだほか、民鉄向け新造車用製品や中国向け保守部品も貢献。原価低減の効果とともに、繰延税金資産の計上も最終利益を押し上げる要因となった。

出所:MINKABU PRESS

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