IGポートが急落し下落率一時20%超、映像制作事業の損失拡大し前期利益は計画下振れ
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IGポート<3791.T>が急落。下落率は一時20%を超えた。同社は前週末11日の取引終了後、25年5月期連結決算を発表。売上高は前の期比23.3%増の145億9800万円、経常利益が同2.9%増の14億2000万円、最終利益は同28.5%減の8億2800万円だった。売上高は計画を上回った一方で、利益は計画に対し下振れして着地しており、嫌気されたようだ。 映像制作事業の損失拡大が響いた。25年5月期の年間配当予想は従来の見通しから4円減額して11円に修正している。あわせて開示した26年5月期の連結業績予想は、売上高が前期比8.0%増の157億7200万円、経常利益が同16.9%増の16億5900万円、最終利益が同64.1%増の13億5800万円となる見通し。2期ぶりとなる最終利益の最高益更新を計画する。商品販売事業において「SPY×FAMILY」や「進撃の巨人」といった自社商品を更に強化するとともに国内外で販路を拡大し成長を図る。映像制作事業での営業赤字幅も縮小させる。 今期の年間配当は前期比6円増配の17円を予定する。このほか、ローリング形式で策定している中期経営計画についても公表し、28年5月期に売上高240億4300万円、最終利益14億4800万円、ROE(自己資本利益率)12.8%(前期実績は11.0%)を目指すとした。 出所:MINKABU PRESS