午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安が重荷 長期金利横ばいの1.490%で推移

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市況

 9日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続落した。8日のニューヨーク市場で長期債相場が下落(金利が上昇)したことが重荷となった。

 トランプ大統領は銅製品や医薬品に対して関税を課す方針を表明した。米国内でインフレ圧力が高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切りにくくなるとの見方から、債券は売られ米長期金利は4.4%に上昇した。

 日本国内では参院選で自民党が苦戦を強いられていると報じられている。野党側の躍進により減税圧力が高まり、財政が悪化するシナリオが意識され、円債の買い持ち高を圧縮する目的の売りを促した。

 先物9月限は前営業日比14銭安の138円82銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.490%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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