前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■黒田グループ <287A>  860円 (-65円、-7.0%)

 黒田グループ <287A> は大幅安。7日取引終了後、既存株主による2476万4800株の売り出しを実施すると発表した。需要状況に応じて上限371万4700株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う。売り出し価格は16~22日のいずれかの日に決定する。これを受け、株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となった。

■日産自動車 <7201>  315.5円 (-21.4円、-6.4%)

 東証プライムの下落率2位。日産自動車 <7201> が後場に一段安となった。同社は8日午後0時30分、ユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権付社債の発行総額に関し、前日発表の1500億円から2000億円に増額すると発表した。ユーロ円CB発行に伴う1株利益の潜在的な希薄化リスクが意識されて同社株は前日に売り込まれた。今回、発行額が引き上げられたことに伴い、株式転換時の需給面での悪影響が大きくなると受け止められ、売りを促した。同社はブックビルディングにより把握した投資家の需要状況を踏まえ増額を決めた。ユーロ円CBは2031年満期で海外市場を対象に募集。発行日はロンドン時間7月25日。調達資金は電動化やSDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)など新商品・技術の開発資金に充てる。

■丸井グループ <8252>  2,920.5円 (-158.5円、-5.2%)

 東証プライムの下落率4位。丸井グループ <8252> が大幅反落。7日の取引終了後、既存株主による893万8800株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限134万800株の売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いたようだ。売出価格は7月14日から17日までの期間に決定される予定で、受け渡し期日は価格決定日の5営業日後。政策保有株式を早期に縮減させるとともに、将来的な若年層を中心とした個人投資家の拡大を目指しているという。

※8日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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