話題株ピックアップ【夕刊】(3):アヲハタ、rakumo、ブルーイノベ

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材料

■アヲハタ <2830>  3,150円   +503 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 アヲハタ<2830>はストップ高。親会社のキユーピー<2809>が3日の取引終了後、アヲハタを簡易株式交換により完全子会社化すると発表した。アヲハタ1株に対しキユーピー0.91株を割り当てる。アヲハタに対しては、株式交換比率を意識した買いが集まった。株式交換の効力発生日は11月1日で、アヲハタは10月30日に上場廃止となる予定。キユーピーはアヲハタとの親子上場の関係を解消するとともに、双方のブランド価値の最大化や経営の効率化、経営資源の相互活用を図る。

■rakumo <4060>  963円   +91 円 (+10.4%)  本日終値
 rakumo<4060>が大幅続伸。3日の取引終了後、企業向けグループウェア製品「Google版rakumo」の一部製品の利用料金を25年10月以降の新規契約分から値上げすると発表しており、好材料視された。対象となるのは、「rakumo カレンダー」「rakumo コンタクト」や「rakumo Basicパック」「rakumo Suiteパック」などで、「rakumo for Google Workspace」の大幅アップデートや、生成AIを活用した機能強化、複数の有償オプションの標準化などに伴い料金体系を改定する。なお、25年12月期業績への影響は軽微としている。

■ブルーイノベーション <5597>  1,726円   +151 円 (+9.6%)  本日終値
 ブルーイノベーション<5597>が大幅高で9日ぶりに反発。東京証券取引所が3日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を4日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も4日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入したようだ。

■ベガコーポレーション <3542>  1,628円   +86 円 (+5.6%)  本日終値
 ベガコーポレーション<3542>が4日ぶりに反発。10日にテレビ東京系列で放送される「カンブリア宮殿」に、代表取締役社長の浮城智和氏が出演する見通し。番組ではLOWYA(ロウヤ)の商品開発や同社流のOMO(Online Merges with Offline:ECと実店舗の融合)戦略などが密着取材を通して紹介される予定で、同社株の人気化を見込んだ先回り買いが流入したようだ。

■放電精密加工研究所 <6469>  1,745円   +89 円 (+5.4%)  本日終値
 放電精密加工研究所<6469>が9連騰し年初来高値を更新した。3日の取引終了後、8月中間期連結業績予想について、営業利益を2億6300万円から3億2400万円(前年同期比94.7%増)へ、純利益を1億2700万円から1億4100万円(同75.6%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は70億5500万円(同18.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、放電加工・表面処理事業の環境・エネルギー分野で計画外の高付加価値アイテムの売り上げがあった影響に加えて、経費削減活動の効果などが利益を押し上げる。なお、26年2月期通期業績予想は、売上高144億100万円(前期比11.7%増)、営業利益7億1400万円(同3.6%増)、純利益3億9600万円(同32.0%減)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(3~5月)決算は、売上高35億7400万円(前年同期比19.6%増)、営業利益3億8000万円(同4.9倍)、純利益2億100万円(同4.8倍)だった。価格改定の効果に加えて、環境・エネルギー関連と航空・宇宙関連の生産量の拡大が牽引した。

■巴川コーポレーション <3878>  724円   +36 円 (+5.2%)  本日終値
 巴川コーポレーション<3878>がマドを開けて買われ、中段もみ合いを上放れる動きをみせている。半導体実装用テープを手掛けており、対象となるのは最先端半導体ではなくレガシー半導体だが、エレクトロニクス武装が進む車載用で着実に需要を取り込んでおり、半導体関連の出遅れとして頭角を現している。26年3月期は前期比9%営業増益予想と回復色を示すなか、9倍台のPERだけでなく、会社解散価値の半値以下に放置された0.4倍台のPBRが水準訂正余地の大きさを示唆する。一方、株式需給面からのアプローチでは、信用買い残が低水準で戻り売り圧力が弱いことや、700円台後半まで累積売買代金の希薄なゾーンとなっていることも注目される。

■レナサイエンス <4889>  1,887円   +91 円 (+5.1%)  本日終値
 レナサイエンス<4889>が大幅高で3日ぶりに反発。3日の取引終了後、非小細胞性肺がんに対するニボルマブとPAI-1阻害薬(RS5614)併用療法の第2相臨床試験における症例登録を終了したと発表しており、好材料視された。同治験は、複数の抗がん剤治療歴を有する切除不能な進行・再発の非小細胞性肺がん患者を対象に、ニボルマブとRS5614との併用投与の有効性及び安全性を検討する試験。23年9月から広島大学、島根大学、岡山大学、鳥取大学、四国がんセンター、広島市民病院で実施しており、今年7月3日に登録を終了した。今後、最大で24週間の投与期間を経て、試験の評価、データ解析の結果を治験総括報告書にまとめるとしている。

■LIFE CREATE <352A>  1,280円   +33 円 (+2.7%)  本日終値
 LIFE CREATE<352A>が続伸。3日の取引終了後に6月度の店舗数を発表し、主力のマシンピラティス「ピラティスK」の店舗数が前月比4店舗増の94店舗と順調に増加していることが好感された(全店舗数は164店舗)。また、7月は出店予定の店舗のうち出店契約締結を完了した店舗が11店舗あり、現時点で「ピラティスK」の店舗数は105店舗と3ケタ台に乗せる見通しで、全店舗数は175店舗に拡大する。

■チームスピリット <4397>  479円   +9 円 (+1.9%)  本日終値
 チームスピリット<4397>が高い。午前11時30分ごろ、同社の勤怠管理・工数管理などの業務改善・効率化を支援する統合型クラウドサービス「TeamSpirit」が超小型衛星開発のアークエッジ・スペース(東京都江東区)に採用されたと発表しており、好材料視された。

■天龍製鋸 <5945>  1,918円   +17 円 (+0.9%)  本日終値
 天龍製鋸<5945>はしっかり。3日取引終了後、25万株(自己株式を除く発行済み株数の2.75%)を上限に4日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、天竜製鋸は4日に予定通り買い付けを実施し、16万5000株を取得した。

●ストップ高銘柄
 バルクホールディングス <2467>  235円   +50 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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