午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利は1.455%に上昇

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市況

 4日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続落した。前日のニューヨーク市場で、長期債相場が下落(金利が上昇)したことが重荷となった。

 3日発表の6月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比14万7000人増、失業率が4.1%となった。市場予想に対し雇用者数は上振れして着地し、失業率は下回った。米国景気の底堅さが意識され、安全資産とされる米国債への売りを促した。同日は独立記念日の祝日となり、短縮取引だった。

 その後、トランプ米政権の減税・歳出法案が成立する見通しとなったことを受け、投資家のリスク許容度が改善。4日の円債市場では債券の買い持ち高を圧縮する目的の売りが出た。

 先物9月限は前営業日比7銭安の138円90銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント高い1.455%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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