ダウ平均は反発 米雇用統計が米労働市場の底堅さ示す=米国株概況
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NY株式3日(NY時間13:22)(日本時間02:22) ダウ平均 44828.53(+344.11 +0.77%) S&P500 6279.35(+51.93 +0.83%) ナスダック 20601.10(+207.97 +1.02%) CME日経平均先物 40140(大証終比:+420 +1.05%) きょうのNY株式市場、ダウ平均は反発。取引開始前に発表の6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が14.7万人増と予想上の増加を示し、失業率も4.1%に低下するなど米労働市場の底堅さを示した。発表後に米株式市場はポジティブな反応が見られている。 前日のADP雇用統計が予想外の減少を示していたことから、弱い内容も警戒されていたが、意外にも底堅さを堅持している。同時刻に発表になった米新規失業保険申請件数も予想を下回る内容。 半面、同時にFRBの早期利下げ期待は後退し、前日は25%程度あった7月利下げの確率はほぼゼロとなっている。 市場はまた、税制・歳出削減法案の行方にも注目している。法案は火曜日に上院を通過し、下院で最終採決に向けて進められた。下院では法案を前進させるための重要な手続き上の関門を深夜に突破。法案には、減税措置、クリーンエネルギー優遇策の段階的廃止、不法移民対策が含まれる。なお、短縮取引終了後に法案は可決し、トランプ大統領に送付され成立の運び。 本日は明日の独立記念日のため、日本時間4日午前2時までの短縮取引。 シノプシス<SNPS>やケイデンス・デザイン<CDNS>など電子設計自動化(EDA)ソフトを手掛ける企業の株価が時間外で上昇。トランプ政権は中国向け半導体設計ソフトウエアの輸出規制に関し、少なくとも輸出ライセンス要件の一部を撤回したと伝わった。 監視・分析プラットフォームのデータドッグ<DDOG>が上昇。S&P500の算出銘柄に採用された。 オンライン旅行のトリップアドバイザー<TRIP>が時間外で上昇。アクティビスト(物言う株主)とし知られるスターボードが同社株を9%強取得したと伝わった。 フィットネススタジオのエクスポネンシャル・フィットネス<XPOF>が時間外で大幅高。同社に米証券取引委員会(SEC)の調査が入っていたが、同社が調査に協力した結果、当局からの措置がなく調査が終了したと発表した。 医薬品のイノビオ・ファーマ<INO>が急落。増資計画を発表。 シノプシス<SNPS> 548.74(+25.63 +4.90%) ケイデンス・デザイン<CDNS> 326.81(+15.86 +5.10%) データドッグ<DDOG> 155.15(+20.14 +14.92%) トリップアドバイザー<TRIP> 17.50(+2.51 +16.74%) エクスポネンシャル<XPOF> 10.10(+2.64 +35.39%) イノビオ・ファーマ<INO> 1.33(-0.81 -37.85%) アップル<AAPL> 213.55(+1.11 +0.52%) マイクロソフト<MSFT> 498.84(+7.75 +1.58%) アマゾン<AMZN> 223.41(+3.49 +1.59%) アルファベットC<GOOG> 180.55(+0.79 +0.44%) アルファベットA<GOOGL> 179.53(+0.89 +0.50%) テスラ<TSLA> 315.35(-0.30 -0.10%) エヌビディア<NVDA> 159.34(+2.09 +1.33%) メタ<META> 719.01(+5.44 +0.76%) AMD<AMD> 137.91(-0.61 -0.44%) イーライリリー<LLY> 780.67(+1.39 +0.18%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美