前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■ゼンショHD <7550>  8,568円 (-298円、-3.4%)

 ゼンショーホールディングス <7550> [東証P]が6日ぶり大幅反落。同社は1日、牛丼チェーン「すき家」の6月度の月次売上推移を発表。既存店の客数は前年同月比8.5%減となった。前年割れは4ヵ月連続となり、これを嫌気した売りが出たようだ。既存店の売上高は前年同月比で横ばい。全店ベースで売上高は1.2%増だった。

■アークランズ <9842>  1,684円 (-57円、-3.3%)

 アークランズ <9842> [東証P]が続落。同社は1日の取引終了後、26年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.5%増の815億2600万円、経常利益は同13.6%減の43億800万円だった。2ケタの経常減益で、通期計画に対する進捗率は約23%となっており、嫌気されたようだ。ホームセンターを展開する小売事業において、新規出店コストや人件費単価などが上昇し、利益を圧迫した。

■アドテスト <6857>  10,425円 (-340円、-3.2%)

 アドバンテスト <6857> [東証P]が3日ぶり大幅反落したほか、ディスコ <6146> [東証P]も下値模索の動きに転じるなど利益確定の売り圧力がにわかに高まった。前日1日の米国株市場ではこれまで一貫して上値指向にあったエヌビディア  が7日ぶり反落し、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も同じく7日ぶりに反落した。これを受けて東京市場でもエヌビディアを主要顧客とするアドテストをはじめ、ここ物色人気が盛り上がっていた半導体製造装置大手メーカーに買い手控えムードが広がった。

■三越伊勢丹 <3099>  2,142.5円 (-24.5円、-1.1%)

 三越伊勢丹ホールディングス <3099> [東証P]が3日続落。同社は1日、国内百貨店事業の6月の売上速報を開示。三越伊勢丹の店舗合計では前年同月比9.1%減となった。2ヵ月連続で前年を下回ったほか、減収率は5月の2.3%を上回っており、低調な内容との受け止めから売りがかさんだようだ。伊勢丹新宿本店(店頭)は10.6%減、三越日本橋本店(店頭)は4.7%減、三越銀座店は11.5%減となった。グループ百貨店の事業会社をあわせた合計では9.2%減となった。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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