前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■サンバイオ <4592> 2,381円 (-500円、-17.4%) ストップ安 サンバイオ <4592> [東証G]がストップ安。同社は25日の取引終了後、「アクーゴ脳内移植用注(一般名バンデフィテムセル)」の一部変更承認申請に関し、26年1月期下半期(25年8月-26年1月)の承認取得となる見通しを公表。これまで承認時期は今期の第2四半期(25年5-7月)と見込んでいた。出荷開始時期が市場の期待よりも後ろ倒しになることから、失望売りを促したようだ。6月12日にアクーゴの製造販売承認事項において、一部変更承認申請を行った。今回、承認取得までのプロセスがより明確に見通せる状況となったことを受けて、承認取得の想定時期を変更した。取得後、薬価収載を経たうえで発売する予定。今期の業績への影響については、軽微と認識しているとした。 ■ルネサス <6723> 1,735.5円 (-236円、-12.0%) 東証プライムの下落率トップ。ルネサスエレクトロニクス <6723> [東証P]が急反落。同社は26日、経営戦略を説明する「キャピタル・マーケット・デー」を開き、資料をIRサイトにアップした。このなかで、売上高について200億ドルを超える水準に伸ばすとの目標達成時期について、2030年から35年に延期する方針が示された。同社を巡ってはこれまで国内メディア各社の報道により、炭化ケイ素(SiC)パワー半導体の参入計画を中止したことが明らかとなっているほか、米半導体メーカーで米連邦破産法11条の適用申請に動いたウルフスピードへの預託金に関連して、損失が発生する見込みとなった。こうしたなかでのトップラインの目標達成時期の延期となり、嫌気されたようだ。 ■ヤクルト <2267> 2,693.5円 (-73.5円、-2.7%) ヤクルト本社 <2267> [東証P]が3日続落。同社は25日、5月の国内の月次実績を発表。ヤクルトシリーズの1日当たりの国内販売数量は合計で前年同月比10.2%減と減少が続き、嫌気されたようだ。減少率は4月の7.9%を上回った。Newヤクルトシリーズは11.0%減、ヤクルト400シリーズは15.6%減、ヤクルト1000シリーズは5.6%減といずれも落ち込んだ。はっ酵乳やその他を合わせた合計では8.9%減となった。 ※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース