東京株式(大引け)=642円高、半導体関連株などが買われリスクオン加速

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市況

 26日の東京株式市場はリスク選好ムードが急速に高まるなか、日経平均株価は一気に3万9000円台半ばまで水準を切り上げる展開となっている。

 大引けの日経平均株価は前営業日比642円51銭高の3万9584円58銭と大幅高で3日続伸。プライム市場の売買高概算は18億3014万株、売買代金概算は4兆9217億円。値上がり銘柄数は1189、対して値下がり銘柄数は380、変わらずは59銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方はやや買い優勢でのスタートとなったが、その後日経平均は一貫して上値を伸ばす展開となり、後場に入っても上げ足が緩むことはなくこの日の高値圏で着地した。フシ目の3万9000円台を突破したことで空売り筋の買い戻しも誘発したもようだ。前日は欧州株市場がほぼ全面安商状であったが、米国株市場ではNYダウが反落したもののハイテク株に根強い買いが続き、ナスダック総合株価指数は3日続伸と強さを発揮した。個別ではエヌビディア<NVDA>が最高値を更新しており、これを受けて東京市場でも半導体関連株などに投資資金が誘導され、全体指数を押し上げる格好となった。これに先物主導のインデックス買いも加わって日経平均は上げ足を強め、一時上昇幅は670円あまりに達した。値上がり銘柄数は全体の73%を占め、売買代金も5兆円近くに膨らんだ。

 個別では、アドバンテスト<6857.T>が大幅高で上場来高値を更新したほか、売買代金首位となったレーザーテック<6920.T>やディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>など軒並み上昇、ソフトバンクグループ<9984.T>も活況高に沸いた。フジクラ<5803.T>も高い。三菱重工業<7011.T>が物色人気、キーエンス<6861.T>も値を上げた。ファーストリテイリング<9983.T>が大きく水準を切り上げ、東京海上ホールディングス<8766.T>も堅調。荏原<6361.T>の物色人気が目立ち、フジミインコーポレーテッド<5384.T>も大幅高。サンウェルズ<9229.T>、メドピア<6095.T>も値を飛ばした。

 半面、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が大きく売り込まれ、三井E&S<7003.T>も冴えない。HOYA<7741.T>が軟調、第一三共<4568.T>も下落した。リズム<7769.T>が続急落となったほか、GMOインターネット<4784.T>、シンクロ・フード<3963.T>なども大幅安となった。寿スピリッツ<2222.T>、双葉電子工業<6986.T>なども安い。楽天銀行<5838.T>も売りに押された。

出所:MINKABU PRESS

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