外為サマリー:「トランプ氏がFRB議長の早期指名を検討」報道を受け144円60銭台に軟化

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為替

 26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円69銭前後と前日の午後5時時点に比べて60銭程度のドル安・円高となっている。

 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円24銭前後と前日に比べ30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。日銀の追加利上げ観測の後退などから一時145円95銭まで上伸したが、米住宅販売の落ち込みなどから伸び悩んだ。

 また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が25日の議会証言で、前の日に続いて年内の利下げを示唆したこともドルの重荷となっており、この日の東京市場のドル円相場は軟調にスタートした。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が「トランプ米大統領がパウエルFRB議長の後任について、早期の選定・指名発表を検討している」と報じたことが伝えられると、FRBの独立性が揺らぐとの懸念からドル売りが増え、午前9時50分ごろには144円60銭台に軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1683ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0085ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=169円03銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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